
vol.345
米大統領選で快進撃続くオバマ氏が代議員数逆転
米大統領選の民主・共和両党の指名候補争いは12日、首都ワシントン(コロンビア特別区)と隣接州で予備選が行われ、即日集計された。民主党ではオバマ上院議員(46)がワシントンとメリーランド、バージニア両州でクリントン上院議員(60)に大差で勝利した。これで、5日のスーパーチューズデー後、7連勝を飾った。オバマ氏は大統領候補を決める夏の党大会に出席する代議員数でも初めてクリントン氏を上回り、指名獲得に有利な立場に立った。
ただ両氏とも指名獲得に必要な過半数の2025には届かないため、3月4日の大票田テキサス、オハイオ両州の争いが焦点となる。
オバマ氏は12日夜、次の予備選(19日)の地であるウィスコンシン州で演説し、「この選挙運動は首都ワシントンを変えるまで止まることはない」と勝利宣言した。
劣勢に追い込まれたヒラリー・クリントン上院議員は、残る2月の予備選などをなかば見送り、オハイオ、テキサス両州で形勢逆転を狙う“瀬戸際作戦”を決断。この第一歩として12日夜、テキサス州エルパソで遊説したクリントン氏は、「向こう3週間で州全域を席巻する」と宣言した。
次の山場は、これまで最も多くの州の予備選などが集中した昨年までのスーパーチューズデーである3月4日。テキサス、オハイオ、ロードアイランド、バーモントの計4州で予備選を実施。代議員の割当数は、特別代議員を除いてもテキサス州が193、オハイオ州が141と突出しており、クリントン氏自身も、米メディアとのインタビューなどで、この2州を重点とする考えを打ち出している。
一方、共和党では同じくワシントンと、メリーランド、バージニア両州で、マケイン上院議員(71)がハッカビー前アーカンソー州知事(52)に勝利した。マケイン氏は獲得代議員数でハッカビー氏に優位に立っており、指名獲得は確実な情勢。今後は、民主党で先頭を走るオバマ上院議員との対決に照準を定めた選挙戦にかじを切るとみられる。
「私は燃えている。準備はOKだ」−。バージニア州アレクサンドリア。港町として建国前から栄えたジョージ・ワシントンゆかりの“古都”で、マケイン氏は満面の笑みで勝利宣言した。
発音同じ福井県小浜市がオバマ候補を勝手に応援
[東京 13日 ロイター]発音がオバマ氏と同じ福井県小浜市では、民主党のオバマ上院議員を応援する声が盛り上がっている。小浜市では、同候補の勝利を国内外から観光客招致につなげたいとの思惑がある。
小浜市の「オバマ候補を勝手に応援する会」で事務局長を務める藤原清治氏(55)は「やった。すばらしい。まさに波に乗っている」とコメント。「オバマ氏にぜひ素晴らしい政治家になってもらい、オバマ氏の力を借りて小浜市が内外で有名な観光名所になってもらいたい」と述べた。米大統領選にかかわる投票権は誰1人持っていない「勝手に応援する会」だが、オバマ氏の写真や応援ロゴの入ったバッジやTシャツも準備する意向だ。
藤原氏によると、小浜市長は1年前にオバマ氏に対し、記念品や同地の観光案内を手紙とともに送ったが、まだ返事はないそうだ。
ただ、オバマ氏は小浜市の存在を知っており、同市出身者と出会ったこともあるという。来日時に入国審査官がオバマ氏のパスポートを見て、自分が小浜市出身であると同氏に告げたというエピソードがある。