
vol.345
ギョーザ事件で中国当局が内部犯行報道を否定
中国の国家品質監督検査検疫総局は13日、中国製ギョーザ中毒事件について北京で記者会見した。同総局の魏伝忠副総局長は、「工場内での生産過程で毒物を持ち込む可能性は低い。現段階では原材料から生産、運搬、輸出まで異常な点は発見していない」と述べ、人為的混入の可能性は低いとの見解を強調した。
魏副総局長は冒頭、公安当局が「職場の待遇などに不満を持つ人間の犯行」との見方を強めている−などとした一部の報道を「推測に過ぎない」と事実上否定し、「推測(記事)などは社会に対する無責任な態度」と批判した。
製造元の天洋食品(河北省石家荘市)の工場に関して、人為的な破壊行為の可能性は低いと指摘。厳格な消毒などの規則があることをあげ、「包装の過程を含めてビデオ監視の中で作業しており(人為的な)異常はない」と強調した。
一方で魏副総局長は、「調査が終了するまであらゆる可能性がある」とも述べ、将来への含みは残した。首席捜査官を含む6人の捜査官を公安省から派遣して従業員を聴取しているとし、調査は進行中であることを強調。「従業員の背景も含めて徹底的に調べている」と述べた。
魏副総局長はまた、日中双方の捜査当局で事件解明に向けた共同調査チームをつくりたいとの希望も表明した。