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意外に思うかもしれないが、浅野には以前から、アカデミー賞で注目されたらうれしいという思いがあったそうだ。「母方の祖父がアメリカ人で、会ったことはないけど、いつかアメリカの人と映画を撮れたらと思って、いつも祖父にお祈りをしていました。だから祖父には感謝したいと思いますね」
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vol.345
「妻と一緒にレッドカーペットを歩きたい」
スト終結でアカデミー賞授賞式開催へ ハリウッドも安堵
待遇改善を求めて昨年11月からストライキを続けていた米脚本家組合は、製作会社側から新たな労使契約案が提示されたことを受け、組合員投票の結果圧倒的な賛成多数でスト収拾を決めた。これにより約3カ月ぶりにテレビや映画の制作が正常化へ向かう。
スト終結の報を受け、一番喜んでいるのはアカデミー賞関係者だろう。ストの影響で中止に追い込まれたゴールデングローブ賞の二の舞いにはならずに済み、第80回アカデミー賞授賞式は、予定通り24日(日本時間25日)に開催される見通しとなった。
今年は、浅野忠信主演の『モンゴル』(セルゲイ・ボドロフ監督)が外国語映画賞にノミネートされ、受賞の行方が気になるところだ。これまで未定だった日本国内での公開も、急きょ4月5日に決定。公開決定会見で、浅野が喜びを語った。「これまで、日本の映画関係の方やファンの人に“いつ見られるの?”と聞かれても答えられなくて寂しい思いをしていました。これでやっと胸張って日本で見られることになって本当にうれしいです」。さらに質問がアカデミー賞のレッドカーペットのことに及ぶと、「まだスケジュールは調整中ですが、せっかくだから妻と一緒に歩きたい。非常に喜んでくれてますし、僕が大変だった時、ずっと側で見ててくれていて、彼女がいなければできなかったことだと思っていますから」と、浅野は妻で歌手のCHARAへの思いも語った。
聞けば、あるジンクスから受賞の予感もあるようだ。「以前、ベネチアで主演男優賞を頂いた時、現地のプレスの方からインタビューを受けていたら、手にテントウムシが留まって、飛んで行ったんです。そうしたら現地の方たちに“これは何かいいことがある”と言われたんですね。それがこの映画ために北京で乗馬の練習をしていた時、またテントウムシが留まって、飛んでいったんですよ。うわっ、これはベネチアと一緒だと。だから何かいいことあるかもしれないです(笑)」
浅野が同作で演じたのは、後にチンギス・ハーンとなる青年テムジンの役。「この主人公は、何事もあきらめず、信じた人や信じたモノにまっすぐに突き進んだ男。僕自身も、過酷な状況の中であきらめずに頑張ってやってきた作品だから、何かそういうものを感じてもらえたらいいなと思いますね」
授賞式の模様はWOWOWにて生中継される。栄冠は誰の頭上に輝くか。