
vol.346
注目のNewリリースを大追跡!
『歌にして贈る言葉』
MEGARYU
音楽でエールを送ろうと多くのアーティストが作品を発表している。卒業式や新生活といったこの季節になるとその数は急激に増える。日本生まれのレゲエサウンドを追求するMEGARYUもそうした曲を送り出す1組。曲は「歌にして贈る言葉」だ。
“どんな曲でも誰の曲でも、高杉さと美が歌えば高杉さと美になる。そんな存在になりたいですね”
――どんなところからこの曲は生まれてきたのですか?
MEGA HORN「昨年は、イベントやツアー、学園祭などたくさんライブをしていて、同時進行で曲作りをしていたんです。時期的にはそのころで…」
――学生を前にしてそういった曲を作りたくなったということ?
RYU REX「というよりは、リリースのタイミングが知らされたので(笑)」
MEGA HORN「この曲に限ったことではないですが、いつでもどんな曲でも、聞いてくれる人が想像を広げられるものを届けたいと考えていて、この季節だし、旅立ち、出会いや別れといった曲があったらいいね、と」
RYU REX「そこから曲の立ち位置を考えました。旅立つ人の視点で、それまで支えてくれた周りの人たちへの感謝の気持ちと、旅立っていくという意思や強さを入れたらいいんじゃないか、と。強さのあるトラックも打ち込んだのもそういう理由です」
――「贈る言葉」をタイトルに使ったのには潔さを感じました。
RYU REX「海援隊の名曲『贈る言葉』がありますからね」
――強烈なイメージがありますから、避けたいと思うのが当然かと。
RYU REX「…そういうの考えないわけじゃないですけど、いい言葉はいい言葉であって、誰のものでもない。だから、すでにあるとかないとかではなく、自分たちの作品の立ち位置に拘る。そうすることで、自分たちが発したものでしかなくなると思うんです」
MEGA HORN「そう思えるのはジェリーさん(86年、87年に行われたレゲエイベント「ジャパンスプラッシュ」で来日、日本にレゲエを広めた第一人者)の存在が大きいですね。
――種を蒔いたから、あとはお前たちが育てろ、というあの話ですね。
RYU REX「結局日本に暮らしている人たちに届くレゲエは、日本に育った自分たちにしか分からないと思うんです。本場のものを持ってきたとしても違うと思うし、同じ“ありがとう”でも、日本の家族へ伝える“ありがとう”は自分たちにしかできないじゃないですか。そういうところでやってきているから、既存の作品を気にするなんて考えたこともなくて。“贈る言葉”にしても自分たちの“贈る言葉”にしかならないと思うんですよ」
――ミニアルバムのタイトル曲でもあります。5曲ですが充実していますね。
MEGA HORN「まったりしたもの、ガンガン盛り上げていくもの、しっとりと聞けるもの……。他の取材で言われたんですが、一応ストーリーになってるねって。上京してくる「歌にして送る言葉」、ダンスホールで踊り、恋を求め、そして落ち着くみたいな(笑)」
――『歌にして贈る言葉』、ぜひ新生活のお供に!!
| profile……MEGA HORN、RYU REXからなるレゲエユニット。2004年にメジャーデビュー。セカンドアルバム『我流旋風』に収録されている「Day by Day」がヨコハマタイヤのCMソングとなり、大ブレークした。野太いDee Jayと美しく歌い上げるボーカルのコンビネーションで日本のレゲエシーンに新風を吹き込んでいる。
|
MINI ALBUM『歌にして贈る言葉』
cutting edge
2月27日(水)発売 1570円(税込)
|