
vol.346
ミスドとモスが提携 新業態店を検討
「ミスタードーナツ」を展開するダスキンと「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは20日、資本・業務提携すると発表した。相互に株式を持ち合い、共同出店や商品の共同開発などに取り組むほか、新業態店の展開などを検討する。両社の強みを持ち寄り、外食業界に吹き付ける逆風を乗り切りたい考えだ。
外食業界は、原材料費の高騰でコストが上昇する一方、価格転嫁のため値上げすると節約志向を強める消費者の足が遠のくという“板挟み”にあえいでいる。中国製ギョーザ中毒事件で消費者の関心が高まる「食の安心・安全」を確保するためのコスト増ものしかかっており、生き残りをかけた戦略提携や再編が活発化しそうだ。
20日記者会見したモスの桜田厚社長は「モスは主食、ミスドは軽食中心のメニュー。お互いの事業をかけ算すれば、大きな効果がある」と強調。ダスキンの伊東英幸社長は「モスの顧客からの高い評価を学びたい」と期待を示した。
業務提携では、共通のオリジナル商品を開発するほか、カフェなどの新業態や東南アジアなどでの海外展開を検討。高騰する小麦粉などの共同購買や物流網の共有化によるコスト削減に加え、衛生管理や品質管理のノウハウ共有も進める方針だ。
(ビジネスアイ)