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米消費者運動家ラルフ・ネーダー氏。提供写真(2008年 ロイター/Alex Wong/Meet the Press)
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vol.347
さあ運命の「3月4日」オバマVSヒラリー終結か!?
ヒラリー・クリントン、オバマ両上院議員の激戦が続く、米大統領選の民主党候補争い。
クリントン氏は23日にオハイオ州シンシナティでの演説で、オバマ陣営が政策冊子で同氏の保険政策、北米自由貿易協定(NAFTA)を批判したことに「民主党の核心的な価値観を損なう手法だ」と反発。「恥知らずめ、バラク・オバマ」と呼び捨てで罵倒(ばとう)し、「筋の通ったメッセージを選挙運動で公にしてみせよ」と語気を強めた。2月5日のスーパーチューズデー以後、9連敗中のクリントン氏は、このところ品格に乏しい言葉でオバマ氏への中傷を繰り返している。
すべての国民をカバーする公的な医療保険制度をもたない米国で、国民皆保険制の導入は、クリントン氏の目玉公約。オバマ氏は、政策冊子を通じて、強制的な保険加入を国民に迫るものだと批判していた。
そんな中で行われた26日のオハイオ州クリーブランドでの討論会。
両氏の争点に浮上した医療保険制度などの政策で舌戦が交わされたが、オバマ氏はNAFTAをめぐるクリントン氏の矛盾を突くなど、討論をリードした。
クリントン氏はこの日も、「ウソや誤解ではなく、正確な情報で議論を望みたい」と保険制度問題で挑戦的な姿勢を崩さず、オバマ氏が「中傷攻撃は十分頂戴した」と切り返す確執を冒頭からみせつけた。
産業空洞化を招いたとして、オハイオ州でとりわけ批判の強いNAFTAについて、クリントン氏は「とくにメキシコとの間で交渉のやり直しが必要だ」「締結当初から批判してきた」と強調した。これに対して、オバマ氏は夫の前大統領によるNAFTA締結をクリントン氏が当初支持していたと指摘するなど、オハイオ州での集票目当てに態度を変えていると批判した。
クリントン氏は、4日の予備選では代議員枠の大きなオハイオ、テキサス両州での圧勝が必要。こうした切羽詰まった状況からか、この日の討論でも、クリントン氏はオバマ氏や司会役をさえぎって一方的に話し続けるなど、性急な態度が目立った。
これに先立ってヒラリー・クリントン上院議員の政治顧問、ハロルド・イキス氏は、「オハイオ、テキサス州で敗れれば、クリントン氏は選挙戦継続の是非で決断を迫られる」と語っている。
4日の予備選はオハイオ、テキサス、バーモント、ロードアイランドの4州で行われる。うちオハイオ、テキサス両州では、ともに100人以上の代議員が決まる。
米消費者運動家ラルフ・ネーダー氏が出馬表明
[ワシントン ロイター]米消費者運動家ラルフ・ネーダー氏は24日、今年の大統領選に無所属で出馬する意向を表明した。同氏は2000年の大統領選に出馬したが、民主党の間では当時、同氏が立候補しなければ、民主党のゴア候補が勝利していたとしてネーダー氏の出馬を批判する声があった。
今週74歳になる同氏はNBCの「ミート・ザ・プレス」で、民主党でも共和党でもないものが米国が直面する問題の解決にあたると述べた。
ネーダー氏は、ワシントンを「企業の占領地」と呼び、政府は国民の利益に背を向けていると批判し、「このことから出馬を決意した」と述べた。
ネーダー氏は2004年にも出馬しているが、民主党は今回の大統領選ではあまり大きな影響はないとみている。
同氏はロイターとのインタビューで医療制度問題のほか、賃金労働者の税負担軽減をはかる税制改革などを争点にするとしている。