
vol.347
岡田ジャパン「甘さ」で初タイトル逃す
東アジア選手権男子の最終戦が23日、重慶五輪センター体育場で行われ、日本は韓国と1−1で引き分けた。日韓両チームは勝ち点5で並んだものの、総得点で韓国を下回り、日本の初優勝はならなかった。日本はFW田代を1トップに据え、厚い中盤を構成。しかし前半に先制点を許す苦しい展開となり、後半23分にMF山瀬功が同点ゴールを決めたものの、逆転はならなかった。
「タイトル目指してかなわなかったのは非常に残念」。初タイトルに届かず、岡田監督は会見で終始ぶ然としていた。指揮官が不機嫌だったのは、勝負の基本を忘れていたから。「甘さが出た。球際の強さ…足だけでいくか、体でいくか。頭を越えたボールに全力で戻るか。単純なことです」。闘争心と集中力の欠如は、引き分けに終わった初戦の北朝鮮戦と同じだった。
1カ月後のW杯予選・バーレーン戦を見据えた今大会で、選手のコンバートや若手のデビューなど、テストという面で収穫はあった。しかし勝つための戦術を練り上げるまでには至らなかった。
「進歩の余地は残っている」。そう岡田監督は言い聞かせるように語ったが、バーレーン戦で課された「勝利」という至上命題には不安が残った。