
vol.349
宿敵ポンサクと大激闘!
内藤がドローで2度目防衛
WBCフライ級タイトルマッチが8日、両国国技館で行われ、王者の内藤大助が同級1位のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)と引き分け、2度目の防衛に成功した。
1勝2敗で迎えた4度目のポンサクレック戦は、ジャッジの判定も三者三様に分かれる大接戦。「(2勝2敗の)五分にしたかった」という内藤だが、「防衛できたことを素直に喜びたい」と笑みを浮かべた。
「後半勝負」の作戦が的中した。前半は接近戦を挑み、中盤以降は得意の変則的なフェイントを織り交ぜて距離をとった。9回にはポンサクレックにすくい投げで投げ飛ばされたが、「くっついたら相手の土俵」と冷静さを保ち、主導権を渡さずに12回を戦い抜いた。
作戦を支えたのがスタミナ。亀田戦で人気を獲得し、テレビ番組などに引っ張りだことなったが、その裏で努力は怠っていなかった。白井・具志堅ジムの野木丈司トレーナーに指導を仰ぎ、階段上りなどに励んで体力をつけ、試合の3週間前からは蓄積した疲労を抜き、万全の体調を作り上げた。
今後は亀田大毅の兄、亀田興毅(協栄)との対決も期待される。内藤は慎重に言葉を選んだものの、「亀田君と日本人との試合も見てみたいなあ」とポツリ。“国民の期待”に再び応える心づもりでいるようだ。