

vol.351
岸谷×獅童×アーメイ
「トゥーランドット」開幕
赤坂サカス内に再登場した劇場ACTシアターのグランドオープニングを飾る、祝祭音楽劇「トゥーランドット」が27日にスタートした。岸谷五朗、中村獅堂、早乙女太一など、話題のキャストが勢ぞろいしたのに加えて、演出を宮本亜門、音楽を久石譲、衣装をワダエミが担当するというファーストクラスな作品。ステージの上で繰り広げられる緊張感のあるドラマに、会場に足を運んだ観客は惜しみない拍手を送った。
「トゥーランドット」は、孤高の女帝を中心とした壮大な作品。女帝トゥーランドットと結婚するためには、3つの質問を解かねばならないが、多くの挑戦者は失敗し、冷酷なワン将軍(中村獅童)に次々に処刑される。王子カラフ(岸谷五朗)は成功するのだが…。登場人物すべてが、自分が与えられた使命を見つけ、それを果たすために奮闘。エネルギッシュで熱の伝わってくる作品だ。さらに、総勢60名を超えるキャストが、ステージや会場を縦横無尽に駆け回るステージは圧巻。
4月27日まで同所で。その後、大阪と名古屋で公演する。
早乙女太一は薄幸の宦官を美しく熱演!
大衆演劇の花形で、昨年は“ナガシメ王子”の愛称で多くのファンを集めた早乙女太一は、端麗な容姿と華麗な舞でため息を誘った。
演じるのは、女帝トゥーランドットが唯一心を許す宦官ミン。幸せとはいいがたい境遇に生まれ、宦官になることを選んだ薄幸の人物。この悲しさに満ちたミンを、見事に演じきっている。
ワダエミが手がけた真っ青な衣装をまとった早乙女が登場すると、会場に心地よい緊張感が生まれ、しなやかな舞に視線が注がれた。阿倍なつみ演じるリューと語りあうシーンでは優しい空気を作り出し、会場を感動で包み込んでいた。
映画、テレビなど活躍の幅を広げている早乙女。この作品でまた大きく成長しそうだ。