
vol.351
横綱・朝青龍が4場所ぶり賜杯
23日、大阪府立体育館で大相撲春場所の千秋楽が行われ、朝青龍が白鵬との相星決戦を制し、4場所ぶりに優勝した。
朝青龍はあふれ出る涙を太い腕でぬぐうと、その後の館内向けのインタビューでは破顔一笑。「毎度、おおきに」と大阪弁で浪速っ子を沸かせた。
2場所の出場停止で失っていたスピードと相撲勘が戻った。立ち合いで左四つに持ち込み、白鵬が前に出てきたところを土俵際に右からの小手投げ。白鵬を土俵下まで投げ飛ばすと、左の拳を握り締めた。時代が移りつつあるのを感じ取っていた。昨年春場所から先場所までの優勝は1回。「白鵬には負けたくない」。横綱の意地がほとばしり、貴乃花に並ぶ通算22回目の優勝を成し遂げた。