
vol.352
メジャー開幕戦で劇的3ラン!
カブス福留が鮮烈デビュー
MLBのカブスは31日、ブルワーズとの開幕戦を行い、今季からメジャーデビューとなる福留孝介外野手が9回、ブルワーズのガニエ投手から同点となる3点本塁打を放った。
弾丸ライナーが中堅右へ伸びていった。3点を追う9回無死一、二塁という大事な場面で、メジャー1号となる3ラン。背番号1の鮮烈デビューに、スタンドの拍手が鳴りやまない。「厳しい(目を持った)ファンだと聞いていた。声援を受けたことは非常にうれしかった」
日本人選手のデビュー戦本塁打は3人目だが、ただの一発ではない。相手は2003年に55セーブでサイ・ヤング賞を獲得したガニエである。ブルワーズ守護神の投じたカウント1−3からの5球目、91マイル(約147キロ)の速球を完璧なスイングで叩いた。
雨で試合が41分遅れで開始、3回途中にも49分の中断。気温は4度。そんな悪天候の中、本拠地に詰めかけた4万1089人のファンに、4年総額4800万ドルで入団した30歳のルーキーが実力を見せつけた。
「打順が5番で球筋をベンチで見る時間があった。ビデオでは分からない部分も(実際に)見てタイミングが取れた」。第1打席は相手エースのベン・シーツから中越え二塁打。四球を挟んだ第3打席は中前打。バットを振った3スイングはいずれも安打だった。
「この活躍が1日で終わらないよう頑張る」。目指すはカブスの100年ぶりのワールドシリーズ制覇。インパクト絶大の一撃でシカゴのファンに存在を示したルーキーは、衝撃のメジャーデビューにも浮かれない。