
vol.354
This Week PICK UP
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
石油王は、何を得て何を失ったのか。
“黒い血”に魅入られた男の末路とは…。
今年のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞をはじめ、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、英国アカデミー賞など数々の映画賞で“主演男優賞”を獲得したのがこの作品。本作で石油王を演じ、主演男優賞のトロフィーを総獲りしたのは、イギリス出身のダニエル・デイ=ルイス。えん罪で投獄された男を演じた『父の祈りを』、ギャング組織のボスを演じた『ギャング・オブ・ニューヨーク』などで、その存在感、演技力が知られる俳優ではあったが、まさしく本作はそんな彼の代表作となった。実は一時俳優を休業し、靴屋の修行をしていたというエピソードもあるデイ=ルイスだが、マーティン・スコセッシ監督の説得により俳優に復帰したのだとか。
もちろん本作で映画賞を受賞したのは主演男優だけではない。本作を手がけた監督ポール・トーマス・アンダーソンにも“『市民ケーン』と並ぶ古典的名作”と絶賛の声が沸きあがっている。
しがない鉱山労働者が石油の採掘によって富と権力を手にしながらも、やがてその欲望に蝕まれていく姿を赤裸々に綴っていく“ダークなアメリカンドリーム”。レディオ・ヘッドのギタリストであるジョニー・グリーンウッドが手がけた音楽もかなり衝撃的だ。
| STORY:石油の源泉を発見した鉱山労働者のプレインビューは、石油採掘事業に乗り出す。幼い息子を携え、石油の源泉を求めて移動する日々。とある村からやってきた青年から源泉の情報を買ったプレインビューは、さっそくその村へと向かう。そこでプレインビューは莫大な埋蔵量の石油を発見するが…。
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| 監督:ポール・トーマス・アンダーソン 出演:ダニエル・デイ=ルイス、ポール・ダノ、ケヴィン・J・オコナー他 ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン配給/2時間38分/4月26日よりシャンテシネ他にて公開 http://www.movies.co.jp/therewillbeblood/
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