
vol.354
G7 課題を積み残したまま終了
先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は11日午後(日本時間12日早朝)、米国のサブプライムローン問題を契機とした国際金融市場の動揺を抑えるため、大手金融機関に対する監視グループの設置など、実施期限を定めた対策を盛り込んだ共同声明を採択して閉幕した。各国の思惑の違いで金融機関への公的資金投入には触れないなど、7月の北海道洞爺湖サミットに向けて課題を積み残した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が会議直前に「第二次世界大戦後で最も深刻な事態にある」と警告するなど、異例の緊張感の中で開催された。額賀福志郎財務相が会議後の会見で「金融不安の一掃と持続的な成長のため、各国がどう協調すべきかを真剣に議論した」と振り返ったように、金融危機への対策に議論の大半を割いた。