
vol.355
日本新の北島「五輪ではセンターポールに日の丸を」
19日に競泳日本選手権第5日が行われ、北島康介が男子200メートル平泳ぎで優勝。自身の持つ日本記録を塗り替える2分08秒84をマークし、100メートルに続いて五輪出場を決めた。
レース前とは別人のようなすっきりした表情で、プールから上がった。記録更新は2003年7月以来。「ずっと曇りだったのが、ようやく晴れた」。北京五輪を前に不安要素を吹き飛ばした。
今季の北島は上半身の強化により、これまでよりも腕のかきを約1.5倍大きくし、腕での推進力を高めた泳ぎを作ってきた。その成果が表れたレースだった。
伸びやかな泳ぎで、前半は世界記録を上回るペースを維持。世界記録には0秒34及ばなかったが、自己ベストを0秒58も更新した。記録更新の効果は大きい。北島は「いい泳ぎをしても優勝しても、超えられないつらさは、五輪前から味わってきた。本当に励みになる」と語り、「五輪ではセンターポールに日の丸を掲げたい」と力を込めた。