今週のTOKYO HEADLINE
vol.356
(2008.05/05-05/10)
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TOKYO NEWS vol.356

TOKYO MOVE UP!
「東京から日本を元気に」するプロジェクトをTOKYO HEADLINEがサポート。東京の気になるトピックスをご紹介。
自転車でライフスタイルが変わる。もっと優しくなれる。

東京チャリ宣言!

春の風がようやく温かく、心地よくなってきたこのごろ。新緑も目に優しいこの季節は“自転車”にピッタリだ。今週末開催される日本初のセンチュリーライド「Tokyo Century Ride 2008 in Arakawa」を前に、自転車の魅力を見直そう!

「自転車はドキドキを与えてくれるモノ」
― interview 片山右京(グッド・チャリズム宣言 プロジェクトリーダー)

記念すべき東京での第1回目のセンチュリーライド「TOKYO Century Ride 2008 in Arakawa」に、元F1レーサーの片山右京が参戦することが決まった。氏は自転車のマナー向上を図る「グッド・チャリズム宣言」のプロジェクトリーダーでもあり、日本の“自転車文化”の普及に一役買っている。

「僕がちゃんと自転車に乗るようになったのはここ1、2年のこと。それまでは、皆さんと同じで、少年のころに川で拾った自転車が冒険のツールになった、というのがスタートです。自転車を手にすると遠くまで行けるようになる。ドキドキを与えてくれるんですよね。本格的に乗り始めたキッカケは、あるとき僕がプロデュースした自転車(UGOブランドの折り畳み自転車のこと)で日本縦断の旅に出た時のこと。フェリーで天草に渡って野宿したり、原爆ドームを見に行ったり、また温かい季節になったら野宿したり。そんな自転車の生活をしていると、F1レーサーも、登山家も、片山右京も関係ない、少年時代に戻ることができたんです。その時に今中大介さん(日本初のツール・ド・フランスレーサー)に出会ったのが大きかった。彼と一緒に自転車に乗るようになって、今の日本の自転車の問題が分かってきたんですよね。

 今の日本の自転車は、ちょうど20年前の車と同じ状況なんです。F1が日本に来たころで、子どもたちが憧れて車を改造して危ない運転をしてたころ。それと同じで自転車文化もまだまだ未成熟なんですよ。“文化”として受け入れられる以前の段階で、ただの道具でしかない。道路の問題や事故の問題のようにネガティブなところばかりクローズアップされてしまいがちなんです。だからこそ、今は今中さんや鶴見(辰吾)さんのような有名人・著名人の方々が手本にならなきゃダメだと思うんです。自転車だって軽車両ですから、法にのっとって走らないといけない。もっと柔らかいところで言えば、ライトをつけて走る、キープレフトというようなソフトの部分をよくしていかないといつまでも“道具”止まりになってしまいます。

 でも、そういう難しい話を抜きにしても、自転車は気持ちいいんです。文化として根付かない理由のひとつに、“本当にいい自転車”に乗っている人が少ない、ということも理由に挙げられると思いますが、きちんとした自転車ショップで体に合った自転車を買えば、体への負担は少なく走ることができるんです。それで春になって風が温かくなってきたら、ちょっと通勤に使ってみればいいじゃないですか。ガソリン代はかからないし、電車賃はかからないし、メタボにもならない(笑)。桜がきれいなら、ちょっと止まってみることもできるし、自然と“自転車っていいよねー”って思えるようになってきます。お弁当持って家族で運動会ノリで市民レースに参加してみてもいいじゃないですか。エコだし、健康にもいいし、お金もかからない。そういうところの意識がちょっと変わっていくだけで、豊かな生活に変わっていくんです。

 僕は本当に自転車に乗ってこいでると日ごろのストレスやイヤなことを全部忘れられるんです。1人で乗ってるだけだったらここまで乗れなかったかな。今中さんに出会えたこと、それから僕の奥さんも自転車を始めて、一緒に走ってる。だからみなさんも家族や仲間と一緒に走ると本当に楽しくなると思います。最近はヤビツ(峠)で40分切るのが目標でしたが、自転車は、がんばったらがんばっただけ、髪の毛ほどだけど、自分が強くなったことが分かります。がんばったことは嘘はつかない。それが一番分かるのも自転車だと思います。そして強くなれば、周りに少し、優しくなれる。それも自転車のいいところです。

 週末の荒川(センチュリーライド)には、自転車に興味があったらぜひ見学に来てみて下さい。僕も、僕よりも自転車に詳しい人たちもいますから、分からないことがあったら気軽に質問してくれれば、いろいろアドバイスもできると思います。僕は仕事を超えて、本当に自転車が好きでいいものだと思っているので、同じように自転車に乗ってくれる人が増えて、マナーを守って乗ってくれるようになればうれしいですね」

コースガイド
葛西臨海公園をスタート&ゴールに、東京の街と自然を堪能する往復80km。エントリーは20km、40km、60km、80kmコースの4種類。サイクリングロードを中心に、自転車向けの道路で構成されたコースのため、安全快適に走ることができる。

「Tokyo Century Ride 2008 in Arakawa」とは
 5月10日に開催される、日本初の“センチュリーライド”(「センチュリー」は、通常100マイルのコースを走ることから名付けられた)。今回は80kmのハーフセンチュリーコースで実施。自転車本来の楽しみである「風を切って走る」爽快感を味わってもらうことが狙いだ。自転車が環境への負荷が少ないというだけではなく、健康にもよく、ライフスタイル全体を豊かにすることも身をもって知ることができる。また、ロングライドの楽しみとともに、自転車走行のルールやマナーも広く認知させたいという目的もある。今年1月から3月に参加者を募集(現在は終了)。さまざまなイベントもあるため、当日はスタート・ゴール地点へと見学に行くのもオススメだ。詳しくはサイトwww.100mile.jp
「グッド・チャリズム宣言」とは
 片山右京がプロジェクトリーダーとなって、「(1)キープレフト (2)スマート ピット イン (3)ウォーカーファースト (4)I'm Allライト (5)鳴らすよりゆずれ (6)心にライセンスを」の“サイクルール6カ条”の普及を図るプロジェクト。グッド・チャリズム宣言のサイトでは『グッチャリ名刺』を作ることができ、これを持っていけば、センチュリーライド当日に片山右京と名刺交換できるというオマケもついてくる。詳しくはサイトwww.cyclists.jp/card/


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