
vol.359
2008年初となる、ニューシングル「踊れ」をリリース
Micro
昨年9月のDef Tech解散宣言後も精力的に活動してきたMicroが、待望のニューシングル「踊れ」を発表した。Micro名義でのソロとしては初となる、新曲に込めた想いを聞いた。
驚きと裏切りがある音楽をやりたい。
もちろん期待を裏切るって意味で、ですけど。
――「踊れ」の制作に、金子ノブアキ(RIZE)とNagachoが加わっていますが、最初から一緒にと決めていたんですか?
「タイミングです。アッ君(金子ノブアキ)と一緒にケミストリーを作り出すことができないかなという気持ちは、昨年からあったんですが、タイミングが合わなくて。それが、今回はカチッと!(笑) 3カ月間ぐらい一緒に音楽に取り組める時間ができたので、「踊れ」だけではなくて、アルバムに関しても3曲加わってくれました」
――Micro名義での第1弾ですし、バンドサウンドという新しいアングルで作ろうというイメージがあったのかと考えたのですが、深読みでしたね。
「(笑)。ただ、びっくり箱のような音楽をやりたいというのはいつも考えていますよ。驚きと裏切りと、もちろん良い意味で。今回は特にそういった気持ちが強かったとは思います。というのも、アッ君が、今ならなんでもやっていい、何にとらわれることもなく、今までやったことないこと、あえて言うなら、今までのイメージに捕らわれない事に挑戦していいんじゃないかって言ってくれて、そういうなかで出てきたのがこの曲なんです。ディストーションの利いたギターよりもアコースティック、突き刺さってくるリズムみたいなね。ある意味、「踊れ」はアッ君中心のプロジェクトっていえるかもしれない。僕も、トラックも歌もっていうのではなくて、ボーカルに徹しているので」
――ドラマ『おせん』(日本テレビ系 火曜夜10時〜)の主題歌であることは、曲に影響を与えていますか?
「主題歌の話はいただいていたんで、2008年のテレビから流れてくるときに、どんなものが毒々しいのか、どういうものが驚きがあって、テレビのほうを振り返ってしまうのかっていうのは考えてました。テレビって何かしながら見ていることが多いから、それをやめて聞いちゃうみたいな曲をって。ただ、僕はずっと大きなスピーカーで爆音で聞いてサイコー!と思える音楽を作ってきたので、挑戦でした。このサイズでギター出てんのかとか、ボーカル出てるのかチェックしたりして。なので、この曲は、フォー・ザ・TVではあると思いますね」
――歌詞は、前向きでモチベーションが上がります。ただ、陰もあって、ハッピーなだけではない。
「普通の状態でいるときってネガティブな発想でいっぱいじゃないですか。起きたときにはテレビで暗いニュースが流れていて、1日の始まりが『笑っていいとも!』ならいいかもしれないけど、いや、昼に起きる、そういう怠惰な生活じゃだめだってやっぱりネガティブになるか…。それで夜寝る前もそうで。まあ、1人でいるときに楽しいことだけを考えていられる人がいるとしたら、天才かサイコかとは思いますけどね(笑)。そういう毎日から生まれてくるものなので1つの曲にしても導入は暗くてもどこかで切り替え、希望とか光とがあって、それが今は見えなくてもそこに向かっていけば、必ず突き抜けていけるんだっていうものになっていくんですよね。だから、導入からハッピー、ずっとハッピーな曲を書けって言われてもちょっと……。あ、いや、書きますね。喜んでくれる人がいれば(笑)」
――タイトルの「踊れ」はサビ部分に出てきますが、「踊れ」である理由があったんでしょうか? リリックを読むと、例えば、「走れ!」とか「進め!」とか、「叫べ!」でも通じますよね。
「この曲の共通意識として、ディレクターが見た海外の映像があるんです。たくさんの人が踊っている映像で、端から見ている限りだと“楽しそうだな”って感じなんですけど、どんどんアップにしていくと全員泣いてる。実はみんな悲しみを拭うために踊るしか方法がなかったんだっていう。それがあったから、“踊れ”だったんですよ」
――踊っていればいつか光が射す。なにか始めたい気持ちになりますね。
「2008年も折り返しにもなっていないので、この曲が聞いてくれた人が転換したり、加速する手助けになったらいいなと思います」
――Microさんも加速しますか?アルバムも準備されているそうですし。
「そうですね。SUMMER SONIC 08のような夏イベントにも出演します。9月には初のソロツアーもありますから、楽しみにしていてほしいですね」
(本紙・酒井紫野)
New Single
「踊れ」
Far Eastern Records
1000円(税込)
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