
vol.363
勝負のニューシングル「花」をリリース!
jealkb
ヴィジュアル系のjealkb(ジュアルケービー)に対峙しなければならないときがやってきた。最新シングル「花」がすごい。ミッドテンポな壮大なロック曲で聞く人すべてをぐいと引き込む力のある曲なのだ。さらに夏フェスへの参戦も決まった。これまでも本気度をアピールしてきた彼らだが、その努力が報われるとき、言いかえれば勝負するときがやってきた。
―最新シングル「花」に対しての反応はかなりいいんじゃないですか?
haderu:そうですね、聞いた範囲ではという話になってしまいますが。
―このタイミングでこういった曲になったのには何か理由が?
elsa:メジャーになってシングルも3作目になって、勢いがあるこれまでの作品とは違ったものをやりたいねって話をしたんです。それで、何をやりたいかなって思ったときに、いわゆるアメリカの王道なロックナンバーというか、壮大なのがいいんじゃないか、と。バラードって言われてしまいますけど、僕としては、そういう気持ちでは作ってないんですけどね。
mofto:ギターがカッコいいんです。
―こういう曲をやってしまうと、ギタリストとしては、もっと弾きたい、ソロをとか、思っちゃいますよね。
mofto:そうですね、ただまだまだ練習しなくちゃいけないんですけど……
―ところで、jealkbのスタイルなんですが、曲を先に作るんですか?
haderu:elsaが曲を作ってきてそれに僕が言葉をのせていきます。
―仮タイトルがある場合が多いと思うんですが、それが「花」だった?
haderu:「雨」でしたね。でも、「雨」で書くのは嫌だったんで……。
elsa:それって、作った人に対してひどいんじゃないかなあ(笑)
haderu:そうじゃなくて(笑)、elsaが一生懸命作ってきてくれたんだから、それ以上に返したいと思うじゃない。裏切りっていうか、あの曲がこんなふうになるのか!っていうような驚きで反応したいと思うんですよ。僕には、仕事が終わって梅酒を飲みながらゆっくりするっていう至福の時間があって、歌詞を書くときには、それを削って何度も何度も曲を聞くんですが、この曲には芯の強さを感じて。そのイメージを膨らませていったときに、仮タイトルの「雨」の要素も使いたかったから、雨が降っても風が吹いても咲こうとする「花」になったんですよね。
―曲からイメージを作っていく、と。
haderu:あと、カンジから入ることも多いですね。あ、カンジっていい感じ!じゃなくて、漢字ですね。ヴィジュアル系バンドなので、歌詞のヴィジュアルにもこだわりたい。最終的に見映えがしっくりこなかったら使わないこともあるんですよ。
―「花」の歌詞ですがサウンドにも負けないくらい大きいですね。
haderu:特にメジャーデビューしてからですが、より多くの人に聞いてもらって共感してもらえるように意識して書いているんです。この「花」にしても「花」が何を象徴しているのか、聞いている人によって違う受け取り方をしてもらえると思います。
―サウンドも含めてですが、jealkbの成長には驚かされてしまいます。
haderu:ライブの数をこなしましたからね。とにかくライブをやりたくて、ワンマンのライブのほかに、自分たちとはまったくジャンルの違うバンドと対バンもしました。完全アウェイな状況でやりたいっていう気持ちが強かったからなんですけど。
―ライブといえば、6月28日からツアーがスタート(東京公演は7月18日Zepp Tokyo)、その後はSETSTOCK! ロックフェスですね!
elsa:やっと呼んでもらえました!というか、昨年も実は呼んでもらってたんですけど、その時は出られなかったんですよ。moftoが…
mofto:舞台に出ていて…
elsa:なので一年越し。こういった場所に出させてもらえるのはすごいうれしいです。
haderu:これも、完全アウェイ!です。
―完全アウェイでしょうか…?
haseru:アウェイですよ。僕らは重い十字架を背負ってデビューして、バンドをやっている。テレビに出たときのいじられ方なんて、いわゆるロックバンドのものじゃないでしょ。今だって、遊びでやってるんでしょ〜って地元の友達からメールがくるぐらいですし。やってる僕らは本気なのにね。ただ、それはずっと背負ってかないといけない十字架で。だから、夏フェスは勝負だと思ってます。炎天下でドロドロになりながらやりたいと思います。
――jealkbのゴールってなんでしょうか?
haderu:世界、ヨーロッパに行けたらいいですね。いつか。
――ビジュアル系を正統に評価しているところへと。
haderu:そう。それと、最近バンドの人にうらやましがられるんですよ。技術とかうんぬんはおいておいて、僕らは音を楽しんでるって。
elsa:高校生みたいだからね。バンドやろうぜ!って、30超えた大人たちが、楽器を持ち、化粧してこんなことをしているわけで……。
haderu:そうそう。だから、ずっとそんな感じでバンドにうらやましがられるバンドでいるっていうのもいいんじゃないかな、と思います。っていっても、それなりに壁に当たって苦しんでもいるんですけどね(笑)。
(本紙・酒井紫野)
New Single「花」
よしもとアール・アンド・シーより発売中。1260円(税込)。ライブDVD「LIVE TOUR 2008冬薔薇ノ誓 at Zepp Tokyo」も発売中。
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