
vol.365
EURO2008でスペインが44年ぶり2度目の優勝
オーストリアとスイスが共催したサッカーの欧州選手権は6月29日、ウィーンのエルンスト・ハッペル競技場で決勝戦を行い、スペインが1−0でドイツを下して1964年大会以来44年ぶり2度目の優勝を果たした。
1次リーグで全勝したチームの優勝は1984年のフランス以来。69歳のアラゴネス監督は大会史上最年長の優勝監督となった。負傷のため決勝戦を欠場したスペインのビリャが、4得点で大会得点王に輝いた。大会MVPにはスペインのMFシャビが選ばれた。
決勝戦は素早いパス回しで次第にペースをつかんだスペインが前半33分、MFシャビのスルーパスを受けたフェルナンドトレスが相手GKをかわして先制のゴール。その後はともに好機を生かせず、ドイツは後半途中からクラニー、ゴメスらを投入して打開を図ったが最後までゴールできなかった。
フェルナンドトレスは試合後「夢がかなった。われわれにとって最初のタイトル獲得。これからさらに多くの大会で優勝を重ねたい」と語った。
タレントを揃え、さまざまな大会で優勝候補に挙げられながら実力を発揮できず、「永遠の優勝候補」とも呼ばれてきたスペイン。前回大会は優勝したギリシャ、準優勝のポルトガルと同組で、まさかの1次リーグ敗退。2006年W杯も決勝トーナメント1回戦でフランスに敗れた。
しかし今大会では、前回W杯で好成績を残したイタリアやフランスが世代交代に失敗したのとは対照的に、24歳のフェルナンドトレスや21歳のセスクら若い選手が活躍。大会を通じて。“無敵艦隊”の名に恥じない戦いぶりを見せた。