
vol.366
北京五輪開幕まであと25日
金2ケタにメダル30個以上!!
アジアで3度目の夏季五輪となる北京五輪の開幕まで1カ月を切った。北京に派遣する日本代表選手数は330人を超える見込みで、前回アテネ五輪の312人を上回り海外開催の五輪では最多となる。
2016年五輪の東京招致を目指す日本オリンピック委員会(JOC)では、国際オリンピック委員会(IOC)の世論調査で支持率が59%とライバル都市(74〜90%)に比べて低かった東京の支持率向上のためにも日本選手団の活躍は欠かせないとみており、「金は2ケタ、メダル総数30以上」を目標に掲げている。
4年前のアテネ五輪では、日本は国・地域別ランキング5位の金メダル16個、メダル総数では過去最多の37個を獲得した。柔道、水泳、レスリング、陸上、体操の5競技団体ですべての金メダルを獲得、北京でもこの5競技が軸となる。
しかし今大会で、実際に金メダルが有力なのは、競泳の北島、レスリング女子55キロ級の吉田沙保里、同63キロ級の伊調馨(ともに綜合警備保障)、女子マラソンの野口みずき(シスメックス)と柔道女子48キロ級の谷亮子(トヨタ自動車)の5人。
メダルが有望なのは、陸上男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)、成長著しい競泳男子二百メートル背泳ぎの入江陵介(近大)や体操男子団体、同個人総合などで、世界ランク1位のセーリング470級の近藤愛、鎌田奈緒子(アビーム)組も期待は大きい。また野球やソフトボール、ホッケー女子といった球技の活躍も注目される。開会式翌日に登場する谷、北島が好成績を挙げることで「チーム・ジャパン」に勢いを生みだしたいところだ。
男子サッカー代表OA枠 体調不良の遠藤代表見送りか
北京五輪で上位進出を狙う男子サッカーのU23(23歳以下)日本代表は7〜9日の3日間、千葉県習志野市内で強化合宿を行った。ウイルス感染症で参加を辞退したオーバーエージ(OA=24歳以上)枠のMF遠藤保仁(G大阪)を除く19選手が参加した。
最終日の9日にはJ1千葉と練習試合を行い、FW森本(カターニア)、岡崎(清水)が2点ずつ決め4−0で勝った。
練習試合では主力を欠く千葉相手にボールを支配。運動量は少なかったが後半だけで4点を挙げた。反町監督は「連動して点を取れた。北京まで継続してやりたい。選考は18人と厳しい枠だが、十分に考慮して決める」と話した。反町監督が最重視するのは気持ちの強さ。「暑い中での試合はハートが大事。情熱と誇りは必要になる」。18人と少ない登録人数から「いろいろできるにこしたことはない」とも語った。
合宿に参加できなかった遠藤については選出は見送られる可能性が高い。最終登録18選手は14日に発表される。
なでしこジャパン発表
沢3回目の選出
日本サッカー協会は8日、北京五輪に臨む女子日本代表メンバー18人を発表した。1996年アトランタ大会、前回アテネ大会と合わせ3度目の五輪となるMF沢穂希(日テレ)、昨年のアジア予選で主将を務めたDF池田浩美(TASAKI)ら、6月のアジア杯(ベトナム)を戦った選手を中心に選ばれた。
沢、池田ら計8人が前回アテネ大会に続く2大会連続の出場。初の五輪代表は計10人。最年少は19歳の宇津木瑠美(日テレ)。出産、育児を経て復帰した宮本ともみ(伊賀)は外れた。
佐々木則夫監督率いる日本は本大会1次リーグでノルウェー、米国、ニュージーランドとともにG組。15日から国内で合宿を実施し、24日に豪州(ホムスタ)、29日にアルゼンチン(国立)との強化試合を経て、今月末に中国へ向け出発する。
陸上女子百メートル
56年ぶりに代表選出
北京五輪代表最終選考会を兼ね、6日に函館で行われた南部記念陸上で、女子走り幅跳びの池田久美子(スズキ)が大会新の6メートル70、男子走り高跳びの醍醐直幸(富士通)が2メートル21でそれぞれ優勝し、ともに初の五輪代表を決めた。また女子百メートルは福島千里(北海道ハイテクAC)が11秒49で優勝。五輪参加標準記録A(11秒32)には届かなかったが、社会人2年目となる今年は、4月の織田記念で11秒36の日本タイをマークするなど、その成長力が評価され、代表に選出。同種目での五輪代表は1952年ヘルシンキ五輪の吉川綾子以来、56年ぶりとなる。
バレーボール多治見
女子至上最年長代表
日本バレーボール協会は8日、北京五輪に出場する全日本女子代表12人を発表した。五輪切符を獲得した世界最終予選と同じ顔ぶれで、主将の竹下佳江(JT)やエース栗原恵(パイオニア)らアテネ大会を経験した6人が主軸。初代表は18歳の河合由貴(JT)ら5人で、バルセロナ、アトランタ両大会に出場した36歳の多治見麻子(パイオニア)は、35歳でアテネ大会に出た辻知恵を抜き、女子で史上最年長の五輪代表となった。