
vol.367
TOKYO MOVE UP!
「東京から日本を元気に」するプロジェクトをTOKYO HEADLINEがサポート。東京の気になるトピックスをご紹介。
花火 和の心
夏は、各地で夜空に彩を添える風物詩「花火大会」が開催される季節。涼しい夜に和の心を感じながら、日本の夏夜を味わおう。
夜空に咲く大輪の花。周りを明るく照らしながら見る人を圧倒させる。しかしその命は儚く切ない。輝いたかと思えば、すぐに消えてしまう。その炎に人生さえも感じる。日本人ならではの感覚なのかもしれない。
日本は、この季節になると各地で数多くの花火大会が開催される。この花火の一瞬にかけた匠の技が多くの人を魅了してやむことはない。種類も多い。大きく花開く「菊」「牡丹」、流れるように落ちていく「柳」、仕掛け花火として知られる「滝」、さまざまな花火を連続して打ち上げる「スターマイン」。毎年のように新作花火が夜空を華麗に演出する。
三大花火大会のひとつ「大曲の花火」が開催される大曲では「花火鑑賞士」の認定試験を毎年実施している。一度受験すれば花火の奥深さを知り、素晴らしさの一端に触れることができる。受けてみるだけでも面白い。
それでは、必見の花火大会を紹介していこう。
江戸情緒を感じる花火
全国各地で開催される花火大会。その花火大会が東京では何度も楽しめる。そのような23区内で開催される主な花火大会を紹介していこう。
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10月4日に開催される土浦全国花火競技大会。10号玉は圧巻そのもの
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まず最初に取り上げたいのは、隅田川花火大会。今年は7月26日(土)に開催される。隅田川花火大会の名称は以外に新しく、昭和53年から使われている。それ以前は「両国の川開き」と呼ばれ、昭和36年まで開催されていた。この両国の花火は享保18年(1733年)に始まった。この前年に大飢饉があり多くの餓死者が出て疫病が流行。幕府(8代将軍吉宗)が犠牲になった人々の慰霊と悪病退散を祈り隅田川で水神祭を行い、両国周辺の料理屋などが許可を受け花火を打ち上げたのだ。今では江戸情緒が残る両国から浅草にかけて打ち上げられている。単に艶やかさを求めるのでなく、和の心を感じる花火大会となっているのだ。
8月10日に開催される東京湾大華火祭。打ち上げ会場が海上となるため、都内では珍しく巨大な「1尺5寸玉」が打ち上げられる。ただし、混雑は覚悟しておかないといけない。
押さえておきたいのは、8月2日に開催されるいたばし花火大会。ここでは、荒川の対岸にあたる埼玉県戸田市も同時間に同じ場所で花火大会「戸田橋花火大会」を開催している。すぐ目の前で1尺玉が打ち上げられるのは圧巻。8月2日の江戸川区花火大会も同じ。千葉県市川市の市川市納涼花火大会と同時開催のため、あわせて約2万8000発の花火が堪能できる。
花火の美しさを競う
東京23区以外でも押さえておきたい花火大会が数多く開催されている。近郊では、7月26日の立川まつり国営昭和記念公園花火大会。都心から比較的に近いエリアで、1尺5寸玉が楽しめる。
地方でおススメなのが花火競技大会。知られているのが大曲の花火と土浦全国花火競技大会。ともに、全国の花火師が美を競うように打ち上げる。秋田県の旧大曲市(現大仙市)の人口は約4万人。そこに2007年は76万人が押しかけた。昼花火、夜花火の競技が開催される。土浦ではスターマイン、10号玉、創造花火で競技が行われ、3部門のうちもっとも優れた出品者には内閣総理大臣賞が授与される。