
vol.368
福田沙紀らが迫力フラを披露!舞台「フラガール」
少女たちがフラダンスで炭鉱の町を救う姿を感動的に描く舞台「フラガール」が18日、赤坂ACTシアターでスタートした。大ヒットした同名の映画を舞台化したもので、福田沙紀、片瀬那奈らが迫力のフラダンスを披露。ライブ感あふれるステージに、満員の会場から惜しみない拍手が送られ、幸先のいいスタートを切った。
「フラガール」がこれほど舞台映えするとは期待以上だ。大ヒットした映画に倣うことなく、舞台版ならではの「フラガール」を追求した。元SKDのダンサーが炭鉱で素人娘にフラを教えることになった理由など、映画ではあまり語られなかった部分をしっかりと描いた。脚本は映画と同じ、羽原大介氏が手がけている。
見どころはやはり後半のフラ部分。一生懸命練習を重ねてきたフラガールたちの群舞は圧倒的だ。映画においても臨場感あふれるシーンだったが、舞台上のライブはさらに迫力が増す。
福田のソロも完璧だ。リズムに合わせ、真っ白い腰みのをきれいに回す福田は、大きなステージにたったひとりで観客の視線を一身に集めながら、満面の笑顔でタヒチアンフラを踊る。「世間を甘く見ろ、自分が世界の中心だと思え!」という先生のセリフそのままの自信にあふれている。舞台のワンシーンであることも忘れてしまうほどの迫力だった。
先生役の片瀬は舞台経験があるものの、フラガールのリーダーである紀美子を演じる福田、それを見守る兄を演じる阿部力はこれが初舞台というフレッシュなキャストを揃えた。初めてのトライに全身全霊を尽くす姿勢が、炭鉱の街で一生懸命生き抜くといく役柄に功を奏した。彼らを支える年季の入った役者陣の演技、また工夫を凝らして創りこまれたセットもまた素晴らしい。映画を見ていない人も十分に楽しめる作品に仕上がっている。
舞台「フラガール」の東京公演は8月6日まで同所で。その後、大阪、福島などでも公演が行われる。