
vol.368
浦和サポーターが2階席からペットボトル投げ逮捕
サッカーJリーグの試合で浦和レッズが負けたことに腹を立て、水を入れたペットボトルを相手サポーター2人にぶつけたとして、埼玉県警は22日、暴行容疑で浦和サポーターの男を逮捕した。2階席から約30メートル下に投げつけるという危険な犯行。事件があったレッズの本拠、埼玉スタジアムでは5月17日のガンバ大阪戦でサポーター同士が小競り合いになり、1人が負傷しており、警備態勢が強化されていた。
逮捕されたのは、埼玉県朝霞市浜崎の無職、北島誠容疑者(21)。
浦和東署の調べでは、浦和レッズ−川崎フロンターレ戦が終了した21日午後7時50分ごろ、埼玉スタジアム(さいたま市)2階のメーンスタンドから、水を入れた500ミリリットルペットボトル4本を投げ、うち2本を1階席にいた川崎サポーターの女性(33)と男性(37)にぶつけた疑い。肩と腕に当たったが、けがはなかった。
目撃したレッズサポーターの通報を受けた警備員が、北島容疑者を取り押さえた。
同署によると、北島容疑者は1人で観戦に訪れ、レッズが勝ち越し点を入れられた直後、売店のゴミ箱から空のペットボトルを集めてトイレで水を入れ、終了後に投げたという。
「レッズが負けてイライラした。川崎の選手にぶつけるために投げた」と供述しているが、ペットボトルは川崎のサポーター席に飛び込んでいた。
同署は、事前に水を入れるなど悪質性が高いと判断。「約30メートルの高さから投げており、頭に当たったらけがをする」として逮捕に踏み切った。
同署によると、レッズの試合は通常、署員や機動隊員ら約50人態勢で警備していたが、5月のガンバ戦後は10人増員。レッズ側も警備員やボランティアを200人以上増やし、計約1000人が警備していた。
ただ、北島容疑者がいたメーンスタンド2階は、警備強化個所の反対側。
同署は「熱くなるのはゴールネット裏の人たちで、今回はノーマークだった」としている。
同署は今後、防犯カメラの設置や緩衝地帯の拡大などを協議するという。レッズ広報担当も「まさか上から投げられるとは想定していなかった。2階席との間にネットを張るなど対策を検討したい」と話した。
逮捕を受けて浦和レッズは22日、北島容疑者をスタジアムへの無期限入場禁止とする処分を発表。
一方、Jリーグ事務局はレッズに報告書の提出を求め、チームに対する処分を検討するとしている。