今週のTOKYO HEADLINE
vol.370
(2008.08/11-08/17)
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TOKYO NEWS vol.370

TOKYO MOVE UP!
東京リポートvol.22

世界有数の夜景はここにあった!

夏、東京。光の海へ。

フライルート
意外なほど知られていないこと。東京の夜景が世界有数のものだ、ということ。ヘリコプターのナイトクルーズで、その夜景を一望のものにできるということ――。光の海のような、世界でも稀有な東京の夜景。それを見ずして東京を語るなかれ? というわけで、みんなが気になるエクセル航空の「ナイトクルーズ」体験してきました!

ヘリコプターのナイトクルーズ

 東京の夜景がすごいらしい――。「何をいまさら」な噂だが、これはどうやら体験した人にしか分からないという。

  何の体験かって?

  実はこれ、ヘリコプターのナイトクルーズである。最近はカジュアルに楽しむことができるようになり、連日噂を聞きつけた人々が詰め掛けているらしい。その噂のナイトクルーズを体験するためエクセル航空に突撃取材を敢行した。

  夕闇の迫る舞浜ヘリポートへ向かう。最寄のJR舞浜駅から送迎バスも出ており、アプローチもラクチン。バスに揺られるうちに潮の香りが近づけばそこはもうヘリポートだ。ゆったりとしたソファが並ぶ待合室の窓の向こうはオーシャンビューで、時あたかも夕暮れ時、海の向こうに沈んでいく夕陽が見える。エグゼクティブな雰囲気を演出する心憎い気配りだ。

  スタッフの皆さんにお聞きすると、今は客層が昼間は家族連れ、夕方以降のナイトクルーズにはカップルが多い。カップルの利用では、まれにプロポーズのために貸し切る客もいるとかで、「今までプロポーズに失敗したという話は聞いたことがありません」(関係者談)という鉄板コースだとか。

  と、そうこうするうちにボーディングのアナウンスが入る。エクセル航空には3種4機のヘリが稼動しており、日によって乗る機体が変わる。取材日に記者が乗ったのは“空飛ぶリムジン”と呼ばれる「シコルスキーS76」だ。8〜10名搭乗できる機内はゆったりとしたソファーで乗り心地も最高だ。

待合室
エグゼクティブ感いっぱいで気分を上げてくれる待合室。窓の外はオーシャンビューで暮れなずむ海と夕日を堪能
デッキ
ボーディングアナウンスに従ってデッキを渡る。海からの風が心地よい。ここはもう、気分アゲアゲ要素しかありません
デッキ
“空飛ぶリムジン”シコルスキーS76。エクセル航空には対面式ソファーのものと、前向きソファー、2機のシコルスキーがある。流線美もさることながら、機内の美しさもなかなかのもの
    案内に従って順番に搭乗すると、いよいよフライト。

芝浦からお台場を望む
芝浦からお台場を望む(写真提供:エクセル航空)

  軽い上昇感の中、ヘリがフワリと浮かび上がる。すでに暗くなり、街の闇のなか次第に遠くなっていく明滅する光を見下ろしながら、機体とともに気分もどんどん上がっていく――。 ヘリポートからのフライト、まず右にはディズニーリゾートの夜景が飛び込んでくる。十分に高度を上げると水平飛行に移り、東京の夜空の旅がいよいよ始まる。「東京の夜景は世界有数」と言われるが、それはこれだけの面積にこれだけの明かりが明滅している場所が他に例がないことによる。とても新幹線を越えるスピードで飛んでいるとは思えない、ゆったりとした感覚で地平線まで延びる明かりを見ると「光の海」という言葉が浮かんでくる。光の海の中に、島のように、孤島のように、ときには岩礁のように浮かび上がる東京の街並みの名所の数々が窓の外を流れていく。まずお台場。あんなにも大きな観覧車が今はかわいらしく足下に見える。そしてニョキッとした東京タワーが見えてくる。東京タワーからの夜景も美しいが、光の海を真上から一望すると夜景の趣もまた異なる。なによりも光源が何もないヘリの中からのクルーズだから、より一層夜景も美しく見えるに違いない。

  そして神宮球場、国立競技場、東京ドーム、東京駅の雑踏……。普段はあんなにも巨大な街並みが、見下ろせばおもちゃのようにかわいらしく、美しい。軽く回頭するために機体をふりながら、やがてヘリコプターは帰途に着く。

待合室
デッキ
東京タワー、東京ドームなどなど…。東京の名所が夜の闇の中に浮かび上がる姿はなんともいえず幻想的だ。足下に普段見慣れた巨大なものが見えるおもちゃ箱の感覚をぜひ味わって
  帰りも同様の夜景を見下ろしながら一路ヘリポートへ。墨田川、荒川などの水路が黒々と流れる向こうに、見渡す限り光の海が広がっている。動脈となる幹線道路沿いの照明がきっぱりと街を貫き、その向こうまで人々を運ぶ。足元に見える光のひとつひとつが、人が生きている証明なのだと思うと、なんだか胸がギュッと締め付けられる。寂しいような切ないような、ちょっとセンチメンタルな気分も沸いてくる。

  そんな思いに駆られながら、ヘリポートに緩やかに着陸。本日体験した「パールコース」約15分。これを短いとするか長いとするかはあなた次第。それだけの感動と感慨を見出すことができることだけは保障する。そしてまた、取材のためにさまざまなヘリに乗った記者が、パイロットの腕の良さに感嘆したことを付記させていただこう。

料金
ドリームコース(昼間) 14時〜日没前後約15分間 8500円(小児4200円)、貸切4万2500円
サンセットコース(夕刻) 日没前後約15分間9500円(小児4700円)、貸切4万7500円
ダイヤモンドコース(夜間) 完全日没後〜21時発約20分間月〜金1万4800円(小児7400円)、貸切7万4000円/土日祝1万8000円(小児9000円)、貸切9万円
パールコース(夜間) 完全日没後〜21時発約15分間月〜金1万500円(小児5200円)、貸切5万2500円/土日祝1万3000円(小児6500円)、貸切6万5000円
※詳細・予約・問い合わせは、フリーダイヤル 0120-888-910(平日10〜19時、土日祝10〜17時)
※メールは 、URLは www.excel-air.com



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