We Love ひつじ!世界の羊料理を食らう 世界・羊肉探訪 in Tokyo

2015.02.22 19:38 Vol.637

  • リンクを取得

羊肉の楽しみ方

ここ数年羊肉がブームだが、今年が未年ということもあり、特に羊肉専門店が話題になっている。そんな中、羊肉の普及と“素人がおいしく楽しく羊肉を食べられる”環境を整えることを目的に、1997年に北京で誕生した団体が、2012年「羊齧協会」として活動を活性化。現在会員数約750名を有する羊肉を愛する人たちが集まり日夜活動している。その羊齧協会の主席菊池一弘氏に羊肉の魅力を聞く。

写真提供:羊齧協会(真ん中上以外)
写真提供:羊齧協会(真ん中上以外)
羊肉の楽しみ方

「羊肉は日本においてはどちらかというとニッチな食材と思われていますが、世界的に見ると“みんなが喜ぶご馳走食肉”です。そして、宗教的なタブーが少ない事から、多くの地域でさまざまな料理法で楽しまれています。この世界的な“ご馳走食肉”を楽しまない手はありません。しかし、独特の臭いが苦手な人がいることも事実です。それは以前輸入されていた粗悪な羊肉のイメージがいまだに強い事、また以前のブームで羊肉の特性を理解していない方が、ブームというだけで羊肉を提供していた事が影響しており、輸送方法などが改善された現在では、生でも食べられるレベルのおいしい羊肉がオーストラリア始め世界各国より輸入されております。最近では羊の特性をしっかり理解し料理するお店が大半です。料理法がしっかりしていれば、羊の“臭い”はおいしい“香り”に変わります。かつてのイメージで羊が苦手な方も、最近改めて食べ、“こんなにおいしいものだったとは!”と、話される方が非常に多いです」

初心者からコアなファン
まで楽しめる羊料理の世界


「羊料理といいますと、まずはジンギスカンが思い浮かぶと思いますが、今は世界各国の羊料理が気軽に楽しめます。フレンチ、イタリアン、ペルシア、トルコ、ロシア、中国…と、羊料理がおいしい国や地域は枚挙に暇がありません。初心者の方におすすめなのが、スパイシーな料理。羊はスパイスとの相性が良く、スパイスの独特の香りと、羊の独特の香りが混ざると、食欲をそそるおいしい香りとなります。たとえば、羊肉串(シシカバブ)。広い地域で食べられている羊の串焼きで、クミンや唐辛子などをふんだんに使い、炭火で一気に焼き上げるので香ばしくてジューシー。国や地域で味が違いますが、羊が苦手な方でも食べやすく、人気のある調理法です。コアなファンでしたら、モンゴル料理がおすすめ。羊の独特の香りを重んじるモンゴル料理は、塩ゆでなど、羊の香りをそのまま味わえる料理が多く、香りの少ないラムではなく、香りの多いマトンを使う場合が多いので、存分に羊の香りを楽しむ事ができます」

女性にうれしい羊

「羊肉には鉄分をはじめタンパク質やビタミンB2などが豊富に含まれ、消化によい食肉です。東洋医学では羊肉は体を温め、血を作るといわれており、冷え性、貧血など女性特有の病気に良いといわれています。また、羊肉は低脂肪な上に、脂肪燃焼効果のあるL−カルニチンを多く含むヘルシーな食肉として注目を集めています」
羊齧協会が監修した「東京ラムストーリー
羊LOVERに捧げる 東京&羊レストランガイド」


羊料理店を「王道ベーシック羊」「お気軽エコノミー羊」「中〜上級ディープ羊」「変化球新ジャンル羊」の4つに分け紹介。それぞれのパートの間には、羊肉の種類と部位や羊肉料理に合う酒などのコラムも満載。羊好き必読のガイドブック。

関連記事一覧

TOKYO LIFEの最新記事一覧