今年も挑戦! ファームルームで野菜と米を育てよう!

農業を身近に、そして楽しんでもらうことを目的とした「ファーミングプロジェクト」が今年も活動を開始。その一環として、都心の小学校に畑という教室を作る「ファームルーム」もスタート、開園式が行われた。千代田区の九段小学校と千代田小学校の子どもたちが秋の収穫を目指して、作物を育てる楽しさや難しさ、自分たちが育てたものを食べる喜びや感謝の気持ちを学ぶ。

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九段小学校

 今月2日、千代田区立九段小学校の屋上に、ファームルームの畑が開園。開園式には、特別協賛の旭化成ホームプロダクツの坂元氏も出席。「自分たちで育てると食べ物に愛情がわきます。大切にお世話して下さい」と話した。

 今年のファームルームは、3年1組と2組が担当。この日は、枝豆、トウモロコシ、なす、きゅうり、ひょうたんの5種類の苗を植えた。作業の後は、教室で野菜の勉強。育てる上での注意点や必要なことを発表したり、植えた野菜がどのように実るかを考え予想したり、積極的な発言が飛び出す楽しい授業となった。

 また農業啓蒙活動家の西城氏による特別授業も行われた。


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千代田小学校

 千代田区立千代田小学校では、14日に田んぼに苗を植え、稲作がスタート。開園式で稲をプレゼントされると、代表の生徒が「今日から収穫まで、5年生全員で大切に育てていきたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶した。

 開園式のあとは、ひと束3〜5本の苗を1人3株ずつ距離が均等になるように、慎重に植え始め、約1時間で終了。

 同小での稲作は、今年で2年目。昨年は収穫間近に、鳥に米を食べられたということで、今年は鳥対策という課題も。田植えを終えた子どもたちは「土が柔らかくて気持ちよかった」など素手での作業に、自然の温かみを感じたようだ。