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オリンパス損失隠し 粉飾か

 オリンパスは8日、1990年代ごろから有価証券投資などの財テクで発生した損失を計上せずに隠し、過去の企業買収の資金で穴埋めしていたと発表。不正には菊川剛前会長兼社長、森久志副社長、山田秀雄常勤監査役が関与しており、3人の刑事告発を検討するとした。粉飾決算が行われていた疑いが濃厚。


都知事が説明しない首相を批判

 震災で発生したがれきの広域処理に乗り出した東京都の石原慎太郎知事は8日、川崎市内で「9都県市首脳会議」後に「がれきの問題で、野田(佳彦首相)は何で出てこないんだ。自分の言葉で言ったらいい」と記者団に語り、放射性物質を含んだがれきと一般のがれきの違いを説明しない首相を批判した。


税金無駄遣い4200億円

 会計検査院は7日、国や政府出資法人などの平成22年度の決算検査報告をまとめ、野田佳彦首相に提出した。税金の無駄遣いなど不適切な経理処理は計555件、総額は約4283億8000万円と、前年度(986件、約1兆7904億円)を下回ったが、指摘金額は過去2番目の規模となった。


めぐみさん6年前に生存?

 韓国誌「週刊朝鮮」が、独自に入手した平壌市民の名簿の中に、日本人拉致被害者の横田めぐみさんと生年月日や家族の氏名が一致する女性がいると報じた。この名簿は「平壌市民280万人の身上資料」。北朝鮮の秘密警察、国家安全保衛部が2002年ごろから収集したデータを基に05年に作成したとされる。


生活保護過去最多205万人

 全国の生活保護受給者が今年7月時点で205万495人となり、戦後の混乱の余波で過去最多だった昭和26年度(月平均)の204万6646人を超え、過去最多を更新したことが9日、厚生労働省の集計で分かった。都道府県別で最も多かったのは大阪府の29万4902人。東京都の27万2757人が続いた。