ダルビッシュが札幌ドームでファンにお別れ

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(Photo/AFLO)

 米大リーグのテキサス・レンジャーズへの移籍が決まったダルビッシュ有投手(25)は21日のテキサス州アーリントンでの入団会見から帰国後の24日、札幌ドームでファンを前に会見を開いた。会見は、三塁側スタンドを無料開放。1万811人が押しかけた。

 ダルビッシュはファンに「最初の過ち(未成年だった1年目のキャンプで喫煙)がありながら、初登板のヒーローインタビューで温かく迎えてくれたのが、がんばりにつながりました。皆さんがいなければ、僕はここにいなかった」と感謝の気持ちを伝えた。そして移籍の真意について「自分の気持ちでは日本の環境が一番合っているけど、(周りから)求められているのは違う環境で、メジャーなのかなと思った」と語った。

 米で下降する日本人の評価も無視できず、「日本の野球が下に見られるのはすごく嫌だった。世界中からナンバーワンの投手と言ってもらえるようになりたい」と日本を代表して戦う覚悟も見せた。

 7年間支えてくれたファンのメッセージに目を潤ませる場面もあったダルビッシュは、「北海道を離れるのはすごく寂しい。最終的にまた戻ってこられたらうれしい」。別れを惜しむ大歓声に見送られ、新たな挑戦への一歩を踏み出した。