ブルーリボン賞 新人賞に43歳のマキタスポーツ!

 サンケイスポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ「第55回ブルーリボン賞」が1月29日、決定した。主演男優賞は阿部寛、同女優賞を安藤サクラが受賞。そして、フレッシュな新人賞には、映画『苦役列車』で日雇い労働者役を演じた、お笑い芸人のマキタスポーツが輝いた。「43歳の新人賞、面白いね。芸能人としてのハクもつく。六本木に飲みに行けるかな?」と明るく笑い飛ばした。

 アーティストの顔や歌い方ではなく、メロディやコード、歌詞の構成の仕方を似せる「作詞作曲ものまね」や、ヒット曲の法則をあぶりだしその法則をあてはめた楽曲「十年目のプロポーズ」を発表するなど独自路線で笑いを起こす一方、シリアスなミュージシャンとしての一面も。映画で演じた役は、歌手を夢見る労働者で、劇中で歌う楽曲『俺はわるくない』を自ら描き下ろしている。

 今後はお笑いの仕事とともに、「役者の仕事も面白いな、と思い始めています。芝居の仕事ください!」とアピールした。