柳沢慎吾がアドリブナレーションで職人芸披露

 アーノルド・シュワルツェネッガーの主演復帰作『ラストスタンド』の公開記念イベントが25日、都内で行われ、タレントの柳沢慎吾が公開アドリブナレーションに挑戦した。
 これは劇中のシーンに柳沢がアドリブでセリフはもとより効果音までも当てていくもので、同作のプロモーション映像として30日よりWEB上で公開される。

 検問シーンで十八番の「警視庁24時」ネタが飛び出せば、瀕死の重傷を負って今にも死にそうな登場人物には「横浜高校が優勝……。ああ校歌が聞きたかった…」と甲子園ネタを喋らせる。シュワルツェネッガーにはシビアなシーンで「牛丼注文したのにタンタン麺が出てきたんだよ! 俺は牛丼食いたかったんだよ!」とアテレコと、やりたい放題の爆笑映像ができあがった。
 もっともほとんどぶっつけの状態で、牛丼ネタも当日の朝に思いついたというから、相変わらずの職人技。

 囲み取材では自らの決め台詞である「あばよ!」の誕生秘話から疲れない秘訣を披露。途中、どこにぶつけたのか、なぜか右手の指から出血していることに気づき、「なんで血出てんの? アフレコで血流す奴いないよね。命かけてるよ~」と笑いを誘う。
 そしてスタッフに「もうそろそろ…」と促されているのに、なおもテレビのリポーターを巻き込んで「警視庁24時」の寸劇を即興で披露するなど、最後までハイテンションだった。

 映画はメキシコ国境の小さな田舎町の初老の保安官を演じるシュワルツェネッガーが仲間を率い、逃亡を図る凶悪犯と対峙する物語。27日から全国公開される。