吉川晃司 ミュージカルで再び杉原千畝に

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 2008年に吉川晃司が主演し話題を集めたミュージカル『SEMPO』の再演が決定、10日、キャストの発表とともに、チケットの一般発売がスタートした。

 5年ぶりに、日本のシンドラーと呼ばれる杉原千畝を演じる吉川は、「今、この時代に再演を迎えることの意義を感じ、よりいっそう気持ちを引き締めて臨む所存です。人命の尊さについて、皆さんと共に再考できるような、良質なエンターテイメントに仕上げたく思っております。このお話を通して、杉原さん、そのご家族、仲間の皆さんから真の勇気とは何かを学びたいと思っております」と、コメントを寄せている。
 
  ミュージカルは、第二次世界大戦時にリトアニアの領事官を務めた、杉原千畝を描くもの。杉原は、ナチス・ドイツの迫害を受け逃げてきたユダヤ人に、本国の反対を受けながらも、日本の通過ビザを発給。ナチスから命を狙われたり、本国からの処罰も覚悟の上で、「人の命より大切なものはない」と人の道を貫いて、約6000人の命を救った。

  前回に引き続き、音楽は中島みゆきが担当。脚本は半分近くが書き換えられ、新たな演出家を迎えての新演出作品となる。

  新国立劇場・中劇場で9月10日から。詳細は公式ウェブサイト(http://www.sempo2013.com)で。