生けるレジェンド、レジェンド to be を聴く!
百八円の恋 / クリープハイプ

 そこを突かれると痛い。クリープハイプはそんなところを突いてはぐりぐりと押してくるけれど、実は優しい。そんなロックバンドだ。そんなわけでというわけでもないが、表題曲『百八円の恋』では「痛い」と「居たい」を連呼する。でもそれが重なるほどにじわっと心に染み入っていく。曲冒頭の“もうこの映画も終わる”のラインも聴く人をこの楽曲の世界へとグッと引き込む。この曲は映画『百円の恋』の主題歌。カップリングの『君の部屋』『ラジオ』にしても、楽曲と聴く人が密接している感覚を与えてくれる。12月にはニューアルバム『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』を発売。

[J-POP SINGLE]
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