左拳負傷の大雅がKrush-55kg王座を返上

 立ち技格闘技のKrushが24日、会見を開き-55kg王者の大雅が王座を返上することを発表した。
 会見で宮田充プロデューサーは「以前から痛めていた拳の状態が良くないことから、8月の防衛期限までの防衛戦が難しいと判断。本人、ジムと協議のうえ、本日付けで返上ということになった」と説明。
 大雅は「1年以上前から練習では左が使えなかった。ミットも3割くらいの力でしか打てない状態。試合では100%の力は出していたが、試合をしては痛めるの繰り返しになってしまった。しっかり治したいと思い、ベルトを返上することにしました」と状況を説明した。
 しばらくは格闘技から離れてみたいという大雅だが、先日のK-1での武尊戦に話が及ぶと「周りからはいい試合だったと言われるが、勝ちか負けしかない。ただ悔しい」と闘志は衰えておらず、早期の回復を遂げ、戦線に復帰してほしいもの。
 空位となった-55kgのベルトは8選手で王者決定トーナメントを行う。4月12日の「Krush.55」で1回戦4試合、8月14日の「Krush.56」で準決勝と決勝を行う予定となっている。