地方創生 ×TEAM2020 倉敷市から日本を元気に 伊東香織さん(岡山県倉敷市長)


 倉敷市における、若者による新しいムーブメントや創業、またそれに関する市政としてのサポート体制などについて教えて下さい。

「これもまた私の公約のひとつでもあるのですが“地域経済が元気で、人が集まるまち”という項目があります。そのためには創業というのが非常に重要なので、平成23年の7月から市内3つの商工会議所と2つの商工会、そして市で創業サポートセンターを立ち上げました。これは箱ものではなく、そこに行けば商工会議所や商工会の会員でなくても、相談に乗ってもらえるということ。それをさらに今年の4月にパワーアップさせ、地元金融機関にも加わってもらいました。身近な場所で創業の相談窓口ができるようにしたところ、年間約500件以上の相談があって、大体、その1割の40件ほどが実際に創業されています。今年はすでに500 件近く相談があって、もう60件以上創業されています。相談窓口のことが知られてきたというのもありますが、金融機関が一緒になり、官と民から創業力を高めるように頑張ってくれている結果だと思っています」