地方創生 ×TEAM2020 倉敷市から日本を元気に 伊東香織さん(岡山県倉敷市長)


 2020年の話が出ましたが、地方都市として2020年東京オリンピック・パラリンピックをどのように生かしていきたいとお考えでしょうか?

「ホストシティタウン構想に手を上げたいと検討しています。これからの地方創生の時代では、東京、京都、大阪、広島などというゴールデンルート以外の地方都市に、いかに多くの外国の方が来てくれるかというのが重要になる。日本の魅力をより深く見てもらうために、地方の普通の日本人に接してもらいたい。最近ではわざと不便なところに行く外国の方も増えていると聞きます。まだまだ世界ではメジャーでない各地方都市で触れ合っていただくことこそ地方創生だと思います。今回の大臣会合の開催地の中では、唯一倉敷市は政令指定都市でも県庁所在地でも、特殊な特色を持つ場所ではないのに選ばれました。ですから、地方都市がサミットのような大臣会合を成し遂げていけることこそが、2020年につながっていくと思います」
【PROFILE】平成2年3月、東京大学法学部卒業、同年4月郵政省(現在の総務省)入省。平成5年6月、ハーバード大学法律大学院修士課程修了。総理府国際平和協力本部事務局参事官補佐、総務省インターネット戦略企画室長補佐などを歴任後、平成15年4月に国から倉敷市に出向になり、総務局長、収入役を務めた後、平成20年4月、当時全国で最年少の女性市長として当選。現在2期目。平成27年3月には、高梁川流域7市3町の「高梁川流域連携中枢都市圏での連携協約」を締結。現在、政府の「まち・ひと・しごと創生会議」構成員、「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」本部員
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