【イケメン格闘家ウォッチat RIZIN】宮本武蔵にあこがれるオールラウンダー、イリー・プロハースカにキュン死!!

 12月29日、31日にわたってカウントダウン・ロックフェスのような規模で行われた格闘技の祭典「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2015」。次世代格闘技を盛り上げるあたらしい才能と出会う機会に恵まれたこのイベントでは、イケメンウォッチングの成果も想定以上の獲れ高でした! 女子的キュン★ポイントに絞ってイチオシのファイターをご紹介!

 めっけもん、という点でイチバンのオシメンは世界最強ヘビー級GP準優勝のイリー・プロハースカ(チェコ/23歳)に決定! 立ってよし寝てよし、KO量産の実力派ファイターで“アリスター・オーフレイムを彷彿とさせる膝蹴り”が武器という彼。トーナメント初戦で石井慧選手を96秒でマットに沈めた姿や、準決勝で(優勝候補と目されていた)ヒョードル軍団のワジム・ネムコフから戦意を奪い去った果敢なファイトに魅了された方は多いはず。決勝ではキング・モーにKO負けを喫したものの(イリー本人いわく、「自業自得」だそう)、ファイターとしての彼の評価はとても高く、注目度も急上昇しているはず。

 そんな彼の魅力を女子目線で言えば、まずは何と言っても抜群のルックス!映画『マイティ・ソー』の人気俳優クリス・ヘムズワース似の端正なお顔立ち(笑顔が超絶キュート!)に、193cm、96kgの均整とれた体型。ハイキックが冴える美しく長い足と鋼の筋肉はモデル顔負けです。そして、キャラ立ちが半端ない。入場時にはLEDに囲われた迫りを座して昇って来て “武士”の世界観を出しまくり!それでいてグレーのアウター(の上に赤い道着パーカー)+赤いビーツのヘッドフォンというコーデも◎。さらには入場曲がケヴィン・ルドルフの「In The City」という、23歳のストリート感ばっちりなのもナイス。このサウンド自体が、PRIIDEのBGMとしてなじみ深いレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンからのミクスチャー・ロック・シーンの移り変わりも感じさせてくれるという点で勝手に感慨深さを覚えました。サビのフレーズ、”give it all up for me”を口ずさみながらリングへと向かう姿もかっこよかった!

 リング上の熱戦でもハートをわしづかみにされたというのに、さらなるダメ押しを喰らったのは、彼の会見場での佇まいでした。

「自分は、日本が生んだ宮本武蔵の『五輪書』を熟読し多くのことを学びました。実力は技術的にまだまだだと思っていますが、宮本武蔵から武士道精神を学んだことは試合に活きていると思います。ただ、このトーナメントの2日間を振り返ってみると、闘うこと自体や、それに必ず勝たなければならないということが全てではない、と感じるようになりました。同時に、闘いを通じて武術をより深く学ぶことで自分自身をより高められることにも気づきました。自分はまだまだ若く目の前にはやらなければならないことがたくさんあります。そして、その先にはより大きなものが待ち受けているでしょう。まわりの人々に認めてもらい、また、同世代の人たちにこういった素晴らしい生き方があるということを見せられるよう切磋琢磨して精進いたします。」
 と、思わず日本語訳の一人称を「拙者」にしたくなるようなコメント内容と姿勢良すぎなサムライ・スタイル! もう、あまりに真摯すぎてカワイイ……。今後ますますの活躍に大いに期待が高まります。近いうちにふたたび彼らのエキサイティングな試合が見られますように!(柄本まなみ)