箱根駅伝で青学大が「完全優勝」2連覇達成

 第92回東京箱根間往復大学駅伝が2、3日に行われ、青山学院大が2年連続2度目の総合優勝を果たした。
 青学大は第1日の往路では、1区で久保田和真がトップに立つとそのまま首位を譲らず独走。5時間25分55秒で2年連続2度目の往路優勝を果たした。東洋大が3分4秒差の2位、駒大が5分20秒差の3位につけたが、青学大は復路でも独走。10時間53分25秒で2年連続2度目の総合優勝を果たした。全区間トップでたすきをつなぐ「完全優勝」は第53回大会の日体大以来、39年ぶりの快挙。2日間を通じて、6区間で区間1位を記録。

 2位は東洋大で11時間0分36秒、3位は駒大で11時間4分0秒だった。
 最優秀選手には1区で区間賞を取った 青学大の久保田が選ばれた。

青学大の原晋監督は「学生最強集団だと証明できた」と喜びを語った。7分差をつけられた東洋大の酒井監督は「せめて区間賞を取るとか、来年につながるような走りを見せたかった」と厳しい表情を見せた。

 10位までに与えられる来年の「シード権争い」では、往路14位だった中央学院大が総合9位に躍進。往路6位だった日大は7区石井、8区岡野がそれぞれ区間18、19位と振るわず11位に後退。シードを逃した。