トップリーグ優勝のパナソニックが日本選手権も制する

トップリーグ3位決定戦ではヤマハが神戸製鋼を26−22で破り3位に。写真はキックを蹴る五郎丸(撮影・蔦野裕)

 ラグビーのトップリーグ決勝トーナメント最終日(1月24日、東京・秩父宮ラグビー場)に行われた決勝でパナソニックが27−26で東芝を破り、3年連続4度目の優勝を果たした。

 前半は17−14でパナソニックがリードして折り返す。ともに2つのトライを決め、決勝にふさわしいがっぷり四つの展開だったが、後半、地力に勝るパナソニックがじわじわと引き離す。しかし東芝は後半28分にニコラのトライにコンバージョンキックも成功し27−21と追いすがると、ロスタイムに知念が左サイド深くまで走り込み、止められたものの右に展開。カフィが蹴り上げたボールがゴールライン付近に転がったところを豊島が押さえ、トライに成功。コンバージョンキックが決まれば大逆転勝ちという場面だったが、ステインのキックはわずかに左に外れ、パナソニックが勝利を収めた。

 パナソニックは翌週の1月31日に行われた「ラグビー日本選手権」で全国大学選手権7連覇の帝京大と対戦。トップリーグ王者の貫禄を見せつけ、49−15で圧勝。三洋電機時代を含めて2期ぶり5度目の優勝を果たした。

トップリーグ決勝(24日)はパナソニックと東芝が折からの寒波を吹き飛ばす熱戦を繰り広げた(撮影・蔦野裕)