Krush.63 小澤が-58kg王座獲得 功也は不本意な判定勝ち

【写真上】最後まで打ち合った2人 【写真下】小澤は開口一番、ジム関係者、友人、家族への感謝の言葉を述べた(撮影・神谷渚)
 立ち技格闘技「Krush.63」(5日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「Krush -58kg王座決定戦」で小澤海斗が2-0で神戸翔太を破り、第2代王座に就いた。
 小澤は昨年行われた同級の「WILDRUSH League 2015」を勝ち抜きこの日の舞台へ、神戸は大滝裕太との出場者決定戦に勝利しこの場に上がってきた。
 試合は1Rから激しい打撃戦を展開。キックを打たれれば、キックで、パンチの連打にはパンチの連打で対抗。ともに一方的に攻め込まれる場面を作らせず、判定が微妙なラウンドが続いたが、その中でも2人が30-29で小澤を支持。小澤が念願のベルトを手にした。
 小澤はリング上で「このベルトを取ってからがスタートだと思っている。そしてKrushチャンピオンとして、これからK-1にかちこんでいきたい。武尊選手! やらせてください!」とアピール。
 会見ではキャリアの豊富な神戸との対戦について「Krushは上に行きたい奴が上にいける団体だと思っているので、キャリアは関係ない。神戸選手はパンチの打ち分けがうまかった」と振り返り、リング上でのアピールについては「K-1と武尊選手のことは決めていた。Krushでは58kg、K-1では55kgでやっていきたい」と再度のK-1参戦と武尊戦をアピールした。

功也(左)の左ミドル。ワラスはなすすべなし(撮影・神谷渚)
 昨年11月のK-1大会でK-1-60kg王座から陥落した卜部功也が復帰戦でフランスのサイボーグ・ワラスと対戦。3-0の判定で勝利を飾った。
 試合は1Rから功也が一方的に攻め込む展開。2Rには功也のヒザでワラスが右まぶたから出血。KOは時間の問題かと思われたが、下がり続けるワラスを仕留めることができず、3R終了のゴングを聞いてしまった。
 不服そうな表情で首をかしげながらコーナーに戻った功也。
 判定はジャッジ三者とも30-27の完勝だったものの、試合内容に納得がいかず一礼してそのままロープをまたぎ退場しかけたが、呼び止められリングに戻り勝利者トロフィーを受け取る。
 そして改めて「なにがなんでも倒さなければいけなかったけど力不足でこういう結果になってしまった」と悔しさをにじませながら挨拶。しかし気を取り直して「4月にK-1で日本トーナメントがあるのですが、僕も出るつもりでいるので、僕が優勝する姿を見に来てください」と出場をアピールした。
 確かにK-1王座に就いて以降、KO勝ちがない功也。そのうっぷんを4月のK-1で晴らすことはできるのか…。

この場面の直前の大雅(左)の左を食らった平塚はゆっくりと崩れ落ちた(撮影・神谷渚)
 -60kgに階級を上げた初戦でレオナ・ペタスに判定負けした前Krush -55kg王者の大雅が2戦目にしてスカッとKO勝ち。-60kg戦線に改めて名乗りを上げた。
 相手の平塚大士はKrush -60kg戦線で着実にキャリアを積み重ねる選手。ここで大雅を破り一気にその存在をアピールすべく虎視眈々。
 しかし大雅はスピードを生かした出入りの早い攻撃で平塚を翻弄。1R序盤にいきなり左ストレートでダウンを奪う。その後も回転の早いパンチの連打やバックブロー、飛び込んでの左ストレートと攻撃の手を緩めない。2Rには打ち合う場面も見られたが、やはり手数で勝るのは大雅。左ストレートでぐらつかせると、飛びヒザ、左ストレートとつなぎダウンを奪う。なんとか立ち上がった平塚に大雅が再び連打を浴びせ、とどめは左のフック。平塚が前のめりにゆっくり崩れ落ちるようにダウンして2R2分46秒、KO勝ち。
 大雅は「久しぶりにKOできてうれしい。今日はお父さんの誕生日だったんで、KOできてよかった。今年こそK-1の世界トーナメントで優勝して、世界チャンピオンのお父さんにしたいと思います」とリング上で久しぶりの笑顔を見せた。