尾州毛織物の課題、みんなで考えよう[JAPAN MOVE UP!日本を元気に!TEAM2020]

一宮市主催 地方創生発信型スペシャルトークイベント「リバースプロジェクト 〜論〜」リポート

 地方創生発信型スペシャルトークイベント(愛知県一宮市主催)が2月24日、愛知県一宮市総合体育館で行われた。同市で生産されている尾州毛織物の魅力を、国内外に伝えるための施策の一環で、初回は渋谷で開催。第2弾となったこのトークイベントでは、伊勢谷友介氏をはじめリバースプロジェクトのメンバーが、活動例をあげて尾州毛織物の可能性やこれからについて語った。
1.挨拶する中野正康一宮市長 2.リバースプロジェクトの龜石太夏匡共同代表 3.リバースプロジェクトの伊勢谷友介代表 4.4月からリバースプロジェクトトレーディング代表を務める河合崇氏 5.デジタルファッション代表の森田修史氏  6.7.『THE 尾州』の会場の様子
 イベントには約500人が集まった。商社、紡績、合繊メーカーなどが集まる国内唯一の糸の展示商談会『13th JAPAN YARN FAIR』、尾州を産地とする素材を使った衣装、学生の作品を展示する総合展『THE 尾州』のなかで行われたため、参加者の多くは尾州毛織物や繊維産業に何らかの関わりを持つ人で、尾州毛織物を軸にした熱いトークに耳を傾けた。

 尾州毛織物は欧州の複数のラグジュアリーメーカーに認められ採用もされている一方で、国内ではほとんど知られていないのが現状。一宮市はこの状況を打破して、市を繊維・ファッションの街としてアピールしたい。中野正康一宮市長は「具体的な夢を形にするようなアイデアが出てくるのではないかと」と期待を寄せた。

 リバースプロジェクトは「人類が地球に生き残るためにはどうするべきか?」という命題のもと、現代の社会や人が抱えている課題をクリエイティブな視点から考え、解決へ向けた活動を行っている企業だ。考えを同じくするさまざまな分野のクリエイターが集結、「衣」「食」「住」のカテゴリーでプロジェクトを展開。その代表を俳優の伊勢谷友介氏が務めている。

 伊勢谷氏らはこの日、これまで携わったプロジェクトの一部をエピソードを含めて紹介。オーガニックコットンと認められるまでの段階に生まれたプレオーガニックコットンを利用したTシャツを制作販売したこと、廃棄されてしまうオーガニックコットンの落ち綿を使いガラ紡と呼ばれる古い機械で糸を紡いでいる木玉毛織株式会社(一宮市)とコラボしリサイクル素材とハイファッションを組み合わせた製品を開発し販売したこと、焼却処分される洋服をリデザインして市場に出したLeeBIRTH PROJECT、そして、オーガニックコットンや再生素材といった「エシカル素材」を広げるためのプロジェクト「全日本制服委員会」が紹介された。どの事例も、「人類が地球に生き残るために」、安全で、エコで、「自分が身に着けるものができるまでに地球の裏で何が起こっているかまで考えたファッション」(伊勢谷)。参加者それぞれが尾州毛織物の可能性を考えるきっかけになるプレゼンテーションだった。また、ゲスト登壇した森田氏からデジタルファッションショーなどデジタル技術を使った具体的なステップの提案もあった。 

 考えるきっかけや提案をする一方で、リバースプロジェクトの龜石太夏匡共同代表と伊勢谷氏は、会場にあった「匠の技術と学生のアイデアを組み合わせる、学生のアイデアを基に素材から製作し、完成させた衣装を展示したブース」に感銘を受けたという。「今までは匠が作ったものを我々がどうするかと考えざるを得なかった。技術ありきで考えなければならなかったんです。それが、アイデアを匠が拾ってくれて、技術に落とし込んで、というのは意外となかったと思う」(伊勢谷)

「いろんなプロダクトアウトにもチャレンジされている」と、龜石共同代表。「最終的なユーザー、消費者である我々の立場では、“これが尾州のツイードなのか”というところまで分からない。我々も知ったからにはこれをどうやって伝えていくかを考えるきっかけを頂けた」と語り、イベントを締めくくった。
話題は尾州毛織物や繊維業界のこれからについて。会場には業界関係者も多くみられた
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