卜部兄弟中心の-60kgの勢力図に異変?【4・24「K-1-60kg日本代表決定トーナメント」】

弘嵩(左)と武尊。王者の2ショット。軽快なトークを展開したゲーオ

スーパーファイトは3王者が揃い踏み!!

 武尊、弘嵩、ゲーオの3王者がそろい踏みするなどトーナメント以外でも相変わらず出し惜しみのないスーパーファイトが並ぶ。

 武尊は「強いタイ人と戦いたい」という希望通り、タイ国プロムエタイ協会スーパーフライ級元王者ヨーセンチャイ・ソー.ソーピットと対戦。「K-1の価値を高めるのにふさわしい相手。大晦日のRIZIN以来の試合であばれたい欲があふれている。最高のKO勝ちを見せたい」とやる気満々で打倒ムエタイを誓う。

 弘嵩は3月大会でヨハネス・ウルフに不覚を喫したことから志願の連続参戦。相手のパウロ・テバウはブラジルのハードパンチャーだが、向かってくる選手はむしろ好都合。今回は会見、イベントを通じて気合の入り方が違っており、連敗ということはないだろうが、トーナメントに出る8人にすきを見せるわけにはいかない。ここはKO勝利が絶対条件だ。

 ゲーオも3月大会でマサロ・グランダーにスプリットの判定勝利とふがいない姿を見せているだけにここはすっきり勝ちたいところなのだが、相手のイリアス・ブライドもここでゲーオに勝てば6月の世界トーナメント出場も見えてくるだけに、死に物狂いで向かってくるはず。世界トーナメントへ向け難敵をぶつけられたかっこうだが、果たしてクリアできるのか…。

 -70kgでは渡部太基vs山崎陽一、松倉信太郎vs秋元和也の2試合がラインアップ。Krush-70kg王者の中島弘貴もK-1では結果を出せておらず、現在この階級は外国人天国となっている。トーナメントの形こそ取ってはいないが、ここで勝った選手が次へ駒を進めることになる。そのへんは選手たちも重々承知。果たして一歩抜け出すのは誰になるのか。試合内容も含め注目だ。

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