小池百合子氏が正式に都知事選出馬を表明「都議会を冒頭解散」掲げる

公約を記したボードを掲げる小池氏(撮影・蔦野裕)
 そして「東京都連の一員に名を連ねてきたが、どこで誰が何を決めているのか不透明なところが多かった。ブラックボックスのような形。これは都連に所属する各議員の共通する思い。都連とひとくくりにするが、一人一人いろいろな思いがある。ここ2代、短期間で知事が代わってきた。2人とも有能でビジョンも明確。ところがいつしかこのような状況に陥ってしまうのはなぜなんだろうか? そのことも合わせて考えていかなければならない。誰かにとって不都合になったときに捨てられるというようなことが続いてきたように思える。都政の安定は重要。とはいえ、東京の抱えているさまざまな問題は大胆な、より強力なリーダーシップでこそ達成が可能なのであって、それができるリーダーが必要。なんでも都合のいいようにやってくれるリーダーが今、都政に必要なのか。国政においては安倍総理の強力なリーダーシップで“日本を取り戻す”というスローガンのもと改革を進めてきた。東京では都民のための“都政を取り戻す”ということが今こそ必要だと考えている。そのために都民の共感の得られる大義ある政策を実践していきたい」と述べた。
 そして公約として①都議会を冒頭に解散する ②都民からの信頼を取り戻すために「利権追及チーム」を新設 ③舛添要一前都知事の政治資金問題に関する第三者委員会を設置-という3つの公約を揚げた。
 ①についてはまず議会が都知事を不信任しなければいけないので、おいそれとはいかないのだが、これは「こんな都議会でいいのか?」ということを都民に問いたいという小池氏の考えの現れということのようだ。
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