12・31RIZIN無差別級トーナメント ミルコが3連続KOで優勝

ミルコ(右)の膝蹴りでバルトは悶絶’(撮影・蔦野裕)

 総合格闘技のキャリアが浅く、2回戦のヒース・ヒーリング戦でも2Rに入るとスタミナに不安を見せたアルアックバリに対し、ノーダメージで勝ち上がりトーナメントの戦い方に熟知しているミルコ。

 決勝では、プレッシャーをかけて前に出るアリアックバリをいなしたミルコが狙いすましたカウンターの左フックでアリアックバリをダウンさせる。すぐに立ち上がったアリアックバリだったがミルコが追いかけ左フックで再度ダウンを奪うとパウンドの連打。レフェリーが止めてミルコがTKO勝ちを収め無差別級グランプリを制した。

 ミルコは試合後「ハードなトーナメントだった。キング・モーも、レスリングの世界チャンプのアリアクバリも、それぞれ特徴的。バルトはジャイアントで重かった 。MMAスキルはないが、重さが難敵だった。アリアックバリは将来有望だろう。結果的にすべてフィニッシュにもっていけた、よい流れのトーナメントだった。今後のことは考えてない。いまはひたすら休みたい。早くクロアチアに帰って家族とゆっくり過ごしたい」と話した。

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