【全日本フットサル選手権】3月18日〜20日・国立代々木競技場第一体育館

昨年の全日本選手権を制したペスカドーラ町田(cSMD/JFAnews/Yoshinobu HONDA)

ペスカドーラ町田の連覇なるか?

 フットサルの「第22回全日本フットサル選手権大会」の決勝ラウンドが3月18日(土)?20日(月)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される。

 この大会は1996年に第1回が開催。プロ・アマチュアを問わず、全国の各地区予選を勝ち抜いたチームがトーナメント方式で戦う、サッカーでいうところの「天皇杯」のような大会だ。

 日本のフットサルの歴史をひもとくと、かつては「ミニサッカー」という名で呼ばれていたのだが、やがて「フットサル」と名称が変更され、日本サッカー協会が1996年に全日本選手権を開催したことをきっかけに全国に急速に普及することとなった。以降、全日本選手権は日本のフットサルの歴史と寄り添う形で発展する。

 初期は優勝チームには地域リーグの名前が並ぶが、2007年の全国リーグ「Fリーグ」誕生以降は軒並みFリーグのチームが優勝。

 Fリーグでは創設以降、名古屋オーシャンズが9連覇。今シーズンはシュライカー大阪が初優勝とリーグ戦では地力のあるチーム、選手層の厚いチームが強いのだが、1発勝負のトーナメントでは必ずしもそういう結果には終わらない。2009年大会などはその典型。当時、関東フットサルリーグだった「FUGA MEGURO」がFリーグ勢を破り優勝を果たすなど、大波乱を巻き起こし、フットサルファンの間では今も語り草になっている。

 昨年はペスカドーラ町田が初優勝を飾った。町田は今年はFリーグでもプレーオフのFinal Roundに進出。惜しくも優勝は逃したが、第1戦で勝利を収めるなど絶好調。プレーオフの無念を糧に全日本2連覇を果たせるか、注目が集まる。

シュライカー大阪の2冠達成か?

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