4・8シュートボクシング  “ヒジ”で復活KO勝ち鈴木がKNOCK OUT参戦アピール

鈴木(右)は随所でヒジ打ち。フィニッシュもヒジ打ちだった(撮影・小黒冴夏)

 鈴木は試合後のマイクで「ヒジでKOしたのでKNOCK OUTのオファーを待ってます。SB代表として乗り込むので応援よろしくお願いします」とアピールした。会見では「勝っても判定では意味がなかった。倒せて良かった」と試合を振り返り、KNOCK OUTへの参戦アピールについては「(SBも)初期はヒジありで試合をやっていたし、途中でなくなっただけ。僕はS-cupというか(SBの)チャンピオンになることを目標にやってきたので、そこに準じてやってきた。これまで年齢は気にしていなかったが、今年33歳。今いる選手の中で一番年上くらい?ということもあるので、いつまでできるか分からない。いつ終わってもいいくらいの気持ちではやっていますが、直線ずっと走っていてパタッと倒れて立ち上がれなくなったら引退だと思っている。まだ全然いけるかもしれないし、今年でダメになるかもしれない。そう思った時にチャレンジしたいと思いました。もともと誰とでも、ヒジあろうがなかろうが、他団体の選手とでもやってやると言ってきた。これからそれを実行していきたいと思った。KNOCK OUTができて、なぜ立ち技総合のシュートボクサーが出ていないの?って個人的に思うし。じゃあ誰が出るの?となれば僕でしょ、と。シュートボクシング代表でKNOCK OUTで戦えるのはまず自分じゃないかと思って今回の話。今回、ヒジで倒したんで文句ないでしょう」と話した。

 前回大会で2階級制覇を目標に掲げたSB日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹がSB日本フェザー級1位・元貴と対戦した。
 元貴は昨年、同級王者・深田一樹との王座決定戦で敗れはしたが、7Rに渡る死闘を展開。トップランカーでもあり内藤の野望については黙ってはいられない立場。試合は1Rこそ静かな立ち上がりから互角の攻防となったが、2R以降は内藤の手数が上回る。2Rには内藤の左フックが立て続けに当たり、元貴は右まぶたをカットし激しい出血。3Rも内藤が圧倒し、3-0の判定で勝利を収めた。