インタビューシリーズ【 LDH バトン ~夢~】Vol.25 GS (DOBERMAN INFINITY)



 EXILE、三代目J Soul Brothers、E-Girlsなどが所属するLDH JAPANは、音楽やダンスだけでなく、映画やお芝居、アパレルや飲食など、さまざまなプロジェクトを通じて「Love, Dream, Happiness」のメッセージを届けます。【LDH バトン】では、LDHに所属するアーティストやタレント、アスリートたちに、Dream(夢)について聞いていきます。

 今回は、DOBERMAN INFINITYのGSさんです。
「何百人を前にしてライブして終わったらバイト。音楽一本でやれたらと思った」

――子供のころの夢を教えてください。

プロ野球選手です。小学校2年生から少年野球をやってたこともあって、気付けば「スポーツ=野球」というのがありました。ラジオでもテレビも野球ばかりだったし僕は全員が野球をするものだと思っていました。だから、スポーツ選手になりたいなら野球選手なんです。漠然とした夢で、心からなりたかったかっていうとどうかなって感じなんですけどね。ポジションはキャッチャーでした。

――そのころを振り返ると、自分はどんな子供でしたか?

賢い方ではなかったかなって思いますね。野球は好きだったから、毎日素振りをしたり、部屋でグローブをはめてボール投げたり。良く天井にあてて怒られてました。

――その夢が、HIPHOPであるとか、アーティストの方向になっていったのはどうして?

自分が音楽を始めたのは高校生の時でしたけど、それが夢になったのは前身のグループのDOBERMAN INCがメジャーデビューしてレーベルや会社という本当の意味での音楽業界に入った時です。その頃はバイトしながら音楽をやっていて、音楽で食べていくことの難しさと魅力を同時に感じていました。何百人を前にしてライブして終わったらバイト……なんか夢がないっていうか(笑)。そこに至って、音楽一本でやれたらいいなっていうのがスタートだったかもしれないです。

――その夢を実現するためにどんなことをしましたか?

グループでどう目立つかを考えて、それをやっていきました。日本語ラップが盛り上がったタイミングは何回かありますけど、自分たちが世に出られたのもそのタイミングでした。そのなかでどこにもないものっていうのを強く意識して活動しました。先人のやっていたことをリスペクトしつつ先人が見ていたUSを見て、強く意識していました。

――夢は実現した、と思っていますか?

最初は音楽をやることが夢でしたし、音楽だけでご飯をたべることという夢も叶ったと思います。だけど、満足したことはないですね。インクからインフィニティになったことで夢は変わったし。夢はアップデートされていくんです。
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