韓国「インスタ映え」最新情報! 公共マナーも“映え”で拡散



 SNSの流行で、広告宣伝の方法がここ10年で大きく変わった。口コミによる宣伝効果が、ビジネス的に作られる広告よりも効果が高いとして、インフルエンサーによるSNSでの広告宣伝を見る機会が多くなったが、その一方で、一つの商品がタイムライン上を埋め尽くすようなことになりがちで、PR感が強くなり、本来重要視されていた「口コミ感」がなくなるなど、日本のインスタマーケティング市場も、曲がり角に来ている。

「みんなが拡散したくなるような」クリエイティブを提供することで、本来の目的である、リアルな口コミによる信用度の高い拡散が見込める。韓国の妊婦優先席の事例は、この目的をしっかり果たしている。

 日本人は今、「インスタ映え」の目的を少し履き違えてきているのではないか。

 2019年は「インスタ映えブームの終焉」であると、世界の経済学者たちが叫んでいる。今こそ、「なぜSNSを使うのか」「なぜ拡散するのか」、その意味を一度見直すべきタイミングに来ているのではないだろうか。


(文・ミクニシオリ)
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