女性19歳「初対面でやばいやつにひっかからない方法をおしえてください。。」【黒田勇樹のHP人生相談 106人目の3】

◆黒田勇樹
先生の文章は写実的な描写と抽象的な描写の入り混じり方が、絶妙なんです。



 って、さっそく先生から返信が!

 解決編からのお礼メール編ということにしておきましょうかね?

 これまた傑作なので載せちゃいますけど!!

 こちらにもお返事来てしまうと、もはやただの文通なので次のお悩みが出来るまでは無理に書かなくて大丈夫ですからね。

 書くな書くな的なヤツじゃないですからね!?絶対に書かないで下さいね!?

 さて、また色々ツッコむと先生もウズウズしてきてしまうと思うので、今回は僕なりに「私の言葉そんなに不思議ですか?笑」についてだけ見解を書いて終わりたいと思います。

 先生の文章はね…

 写実的な描写と抽象的な描写の入り混じり方が、絶妙なんです。

 書かれているものと、描かれていない物のバランスが、完全にアートのソレなんですよ!

 写実的というのは出来るだけ目に見えているものをそのままに、抽象は出来るだけ印象に残った部分をデフォルメした、描写とでも思って下さい。

 例えば、今回解説して頂いた「集団で女に手を出す」

「集団で女に」まあ、これも抽象的っちゃ抽象なんですが、どういう男性に気をつければいいかという話題の中なので、集団は気をつけるべき男性、女は相談者さんとわかるので、写実的な文章。が、後半の「手を出す」が完全に抽象。

「手を出す」という慣用句にそもそも「嫌がらせ」の意味が一般的に入っていません(暴力を振るう、新たに関与する、人のものを盗む、誘惑するという場合に使う)から、大半の人はレイプか乱交を想像する文章になってしまっているんです。

 次の文に至っては

「女性が仰向けになって、男性が女性の顔の上に座り(要するに、フェ○の状態)で、女性の腕が男性の脚で身動きできないようになって、男性が女性の胸を揉む」

 写実的と抽象の入り混じり方が、ピカソ!

 で、それをまるでウォーホルの絵の様に、ポップにあっけらかんと書かれるので、もう僕たちには「天才」と表現するしかない領域に達しておられるのだと思います。

 まずはしっかりと大学生活を楽しんで、またその天才的な描写で新作…

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