佐藤浩市、渡辺謙が“福島原発に残った50人”に!「オリンピックイヤーに皆で考える映画に」



 撮影を終えて思うことはと質問された佐藤は「(福島原発の事故処理は)何も終わっていないどころか始まってもいないのかもしれない。それを来年のオリンピックイヤーに、振り返りつつ前を向き、何をすべきかということを自分を含め皆さんと考えていきたい」と語り、渡辺は「誤解を恐れずに言うと『硫黄島からの手紙』のときに自分を含めて、この国は論理的に検証して後世に残していくということがあまり得意じゃないのかなという気がしていたんです。それはこの原発事故でもそうではないかと思う。この映画では、原発がいいとか反原発といったことではなく、こういうことがあったんだと論理的に検証して、僕たちの子供や孫の世代に、未来について考える材料にしてほしい、と思っています」と語った。