令和は大人の女性がスクール水着を着る時代?

ノーコンとグレーの大人の女性のためのスクール水着。お勧めするのは同社の三瓶社長
「スク水博覧会」を4月20日に一般公開

 2010年には撥水加工ですぐに乾き軽量、赤外線盗撮防止機能、大人の水着と同じ仕様のパッドを使用といった特徴を持つ「すまいるスイムシリーズ」を展開。赤外線盗撮防止機能などは住宅地と隣接する学校などで生徒たちの不安を解消するものとなった。

 2010年代のリバイバルブームに乗り2012年には昔人気だった「スカート付きワンピース」が復活。また2010年以降、学校で水着の自由購入化が進み、「どうせ買うなら海やレジャーでも使えるかわいらしい水着が欲しい」という声が大きくなってきたことから、小中学生を対象にデザイン性のあるかわいいスクール水着が次々と誕生することになる。そのコンセプトの中に「体型のカバー」「モノトーンのカラー」といったものがあり、ここに着目した大人の女性からの注文が増えたことから、本来、子供が着るスクール水着を大人でも着られるようにデザインした「大人の女性のためのスクール水着」という新たなジャンルが誕生することとなったという。

 ちなみにこれだけ女子スクール水着が変遷してきた中で「じゃあ男子用は」と思う人もいると思うが、どうやら「なんでもいい」という流れが子供の中にあるらしく丈の長さが変わるだけ。女子が2年ほどのサイクルで変化していくのに対し、男子は5年で丈が伸びるくらい、という。

 同展では昭和~平成の時代ごとに変化した女子スクール水着の変遷、そして大人の女性のためのスクール水着をマネキンにより展示。また昭和世代、平成世代に聞いたスクール水着アンケート調査結果といった興味深い展示が展開されている。4月20日の11~16時には一般にも無料で公開される。
<<< 1 2 3