香取慎吾、初個展来場者10万人突破に「信じられない」



 香取が登場したのは、2回目の作品展の導入部分にあたる10分ほどの映像作品が終了したとき。スクリーンが左右に大きく開いて作品が現れると、ステージ奥から香取が歩いてくる姿が見え、客席から歓喜の声があがった。

 香取は「日本で個展を開くのが夢だった。開催されて夢が叶うだけじゃなく、多くの人に見てもらわないと完成しない。ひとり1人、毎日来てくださっての……10万人ってすごくないですか」と、喜んだ。

 作品のひとつでもある、香取の心音が響くなかでのセレモニー。

「ブン!ブン!ブン!はドキドキ(の意味)。自分も個展に向けてドキドキするし、ワクワクするし、来てくださるお客さまにもドキドキしてほしいと、ブン!ブン!ブン!というタイトルで始まった。初めてこういうかたちで(サプライズで)登場して、あまりこういうとき緊張しないんですけど、あの裏に隠れていたら、鼓動がドキドキするから緊張してきちゃいました」。



「自分の中に入ってきてほしい」という想いで構成されている個展。360°回転する劇場が会場である特性を生かし、来場者は劇場の映像作品を見て、香取が居場所としてきたステージに上がって、客席を囲むステージを歩きながら、大小100点以上の絵やインスタレーション作品を鑑賞する。

「世界中で見てきた個展や美術展で見たものを作りたいと思っていたんですが、個展なのかショーなのかライブなのか分からないものになっていった。僕が個展をやっていったらこうなるんだなって。この劇場でやるのが僕に合っていたのではないかと思います」。
 
 現在も会場でライブペインティングを行っている。時間があると会場で作業をしているそうで、「ツイッターを見たら、慎吾、頻繁ってあった」と、笑った。

 会期は第1期、2期、3期と分かれており、現在は第2期の最中。ライブペインティングのほかにも、第1期にはなかった作品が増えたりしているという。「パーフェクト・ビジネス・アイドルなので(笑)。1期来ても、2期目にもきたくなるような、ちゃんとビジネスになっています」と胸を張った。
ライブペンティング中は来場者とコミュニケーションも。「シュッとしてる」という声に、香取は「シュッとしてるって声援って…」
 今週末からゴールデンウイークがスタートする。

「子どもたちにたくさん見てほしい。心臓のオブジェは触ってもらうと僕の心音を感じられるので。他のオブジェとかもあるんですけど、お子さんが触ってもそんなに怒らないでほしいな、と。触っちゃダメですけど、そこで本気で怒っちゃうと……そういう思い出になるよりかは、楽しい空間だったなって思ってほしい」。

 また、写真が撮れることについても強調。「僕、SNSをすごくチェックしています。みなさんのいい写真とかを見させてもらって。ムービーがあまりないんですよね。動画も撮っていいので」と、呼びかけていた。

 作品展は6月16日まで。会期中、5月22日からは第3期になる。


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